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契約社員や派遣社員の方のクレジットカード審査に通るためのポイント 契約と派遣で違いはある?

     2017/04/12

契約社員や派遣社員の方のクレジットカード審査

契約社員や派遣社員の方がクレジットカードを申込む場合に、審査には通りにくいのでは?といった不安がある方も多いと思います。確かに正規雇用と比較すると、契約社員や派遣社員の方は安定していないと見られがちです。

しかし、それは雇用形態だけを見た時の話であり、クレジットカードの審査は雇用形態だけで判断される訳では有りません。もちろん中には審査が厳しいものもありますが全てのクレジットカードがそういう訳では無いのです。

契約社員や派遣社員の方でもクレジットカードの審査に通る可能性は十分あります。ここでは契約社員や派遣社員の方の審査のポイントやそれぞれに違いが有るのかなどを解説していきたいと思います。

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契約社員と派遣社員の違い

まずは契約社員と派遣社員の違いからです。

契約社員

契約社員は、働く企業と直接雇用契約を結ぶ場合を言います。基本的に期間契約など有期間などです。契約期間は会社によって異なりますが、特に事情が無い限りある程度継続して契約されます。工場で働く期間工なども契約社員となります。

契約社員は非正規雇用となります。直接働く会社と雇用契約を結びますので、給与や仕事の内容等は直接会社と交渉する事になります。

派遣社員

派遣社員は、労働者を派遣する会社いわゆる派遣会社と雇用契約を結びます。派遣される企業との契約は有りません。ですので身分としては、派遣会社の社員となります。

2015年に労働者派遣法が改正され、派遣期間規制の見直しや雇用安定化措置の義務化などなど、色々と状況が変わりました。例えば派遣社員の場合、同じ会社に3年を超えて働く事は出来ませんでした。しかし、今回の改正で部署が違えば3年を超えて働く事が出来るようになりました。(但し、業務が変わるだけで同じ部署なら期間は通算されてしまいます)

派遣社員も非正規雇用です。派遣会社と雇用契約を結ぶものです。従って給与や仕事の内容などの交渉は派遣会社担当者と行います。

契約社員と派遣社員の違いをまとめると

契約社員は、働く会社と雇用契約を結ぶ非正規雇用の有期間の社員。派遣社員は、派遣会社と雇用契約を結び実際働く会社へ派遣される。

いずれにしても、非正規雇用であるため、雇用が正規雇用の場合と比較すると安定はしていないと見られますし、契約社員であっても派遣社員であっても雇用に関する不安は会社によりけりですが、変わりないと思います。

契約社員と派遣社員では審査で違いはある?

基本的には契約社員であっても派遣社員であっても審査ではさほど違いは有りません。いずれにしても正社員の方よりかは評価が下がってしまうという点は変わり有りません。

派遣労働法が変わってより派遣社員が安定したという見方も有りますが、契約社員で自動更新の場合もあります。働く会社や市場ニーズというものもありますので、全体を見ればどちらも同じようなものという感じです。

いずれにせよ、クレジットカードの審査では、雇用形態が審査に大きく影響するという訳では無く、全体の評価で決まります。派遣社員だからアウトというような事は有りません。いかに安定しているか、そして信用出来るかです。

契約社員や派遣社員の方のクレジットカードの審査のポイント

契約社員や派遣会社の方のクレジットカードの審査のポイントを紹介したいと思います。いずれにしても、審査でのポイントは属性や信用情報といった要素がポイントとなってきます。

正規雇用の会社員であっても、非正規雇用の方であっても、クレジットカードの種類によって定められた審査基準を満たすか満たさないかだけです。

属性について

属性は、年齢や年収、雇用形態、勤務先や勤続年数、居住形態、居住年数などなどがあります。

年収について

年数が極端に少ない場合などは審査に影響しますが、中にはパートやアルバイトの方でも審査に通るクレジットカードは有りますので、そういったクレジットカードであれば、普通に毎日正社員の人と同じように働いているなら問題は無いと思います。週1、2日しか入っていないというような場合は、収入は少ないので審査は厳しいです。

雇用形態

雇用形態は、契約社員又は派遣社員という事で、評価的にはパートやアルバイト、個人事業主等の方とあまり変わりません。やはり正社員の方と比較すると、雇用形態では評価が低くなってしまいます。

派遣社員の方は労働者派遣法の改正によって、以前よりも安定が見込めますが、それでも正規雇用ではないので、正社員の方と比較すると評価は低くなります。

勤務先や勤続年数

まず勤務先についてですが、契約社員の方はその働く会社が勤務先となります。一方で派遣会社の方の場合は勤務先は派遣会社が勤務先となります。

例えば、契約社員として日立で働いていた場合、勤務先は日立となります。パソナから契約社員として日立に派遣されている場合、勤務先はパソナになります。この様に勤務先は、契約社員と派遣社員では異なります。

勤続年数に関しては、やはり長い方が審査では有利となります。契約社員の方であっても、派遣社員の方であってもこれは変わり有りません。ちなみに勤続1年未満だと審査では不利な場合が多いです。やはり最低でも1年以上は欲しい所です。

居住形態や居住年数

居住形態は、自分名義や家族名義の持ち家が評価されます。また、親など家族と自宅で同居なども評価されます。賃貸の方も多いのでそれほど気にする必要は無いと思います。また、居住年数も長い方が有利では有ります。

居住形態や居住年数は、賃貸で短いと万が一の時に、処分し連絡が取れなくなる可能性が高い点があります。持ち家の場合は賃貸と比較して簡単に処分しにくいといという点から、より持ち家の方が安定していると判断されます。

信用情報について

信用情報は重要で、いくら属性が良くても信用情報にマイナスな情報が登録されていると、正社員の方でも審査に通るのは難しくなります。それくらい信用情報は重要です。また、信用の履歴であるクレヒスが良好だと審査では評価されます。

信用情報にネガティブな情報があると審査では不利

他のクレジットカードや、お金を借りるカードローン・キャッシングなどで、支払の遅延は信用情報に登録されています。他にも自己破産や個人再生など債務整理など、信用情報にネガティブな情報が登録されていると、審査ではかなり不利になり、通る可能性は低くなります。

利用実績ときちっとした支払があると有利

また、先程も紹介したように、既に他のクレジットカードやキャッシング、携帯電話の端末の分割払いなどの利用実績ときちっとした支払をしている方は、良好なクレヒスが積み重ねられており、信用があり評価されます。逆に何も無いと信用できるのか出来ないのか分からない状態で、審査では評価されない場合があります。(年齢等によっても変わります)

借入が多いと不利に

また、カードローンやキャッシングの利用で、借入が多い場合はいくら支払いをきちっとしていても、年収から計算して生活費などがギリギリと判断されると、審査では支払能力が疑問という事で、審査に通る可能性が低くなります。

この様にクレジットカードの審査では、雇用形態だけを見ると契約社員や派遣社員の方は審査では、正社員の方と比較すると不利では有りますが、それ以外の属性や信用情報など総合的に判断されます。勤続年数が長かったり、親と同居していたり、良好なクレヒスがある場合などは、審査では評価されますので、通る可能性は十分有ります。

初めての場合や審査に通るか心配な場合

もし、契約社員や派遣社員の方でクレジットカードを持つのが始めてという方や、審査に通るか心配という方は、広く会員を募っているパートやアルバイトの方でも申込み可能なクレジットカードに申込むのがお勧めです。

例えば三井住友カードやJCBカードなどは、より安定継続した収入のある人を求めています。もし、今の状況で審査に通るか心配という方はまずは、前述のような流通系クレジットカードなど、比較的広く会員を募集しているクレジットカードをある程度利用してから申込みする方が良いでしょう。

流通系クレジットカードなどパートやアルバイトの方でも申込み可能なクレジットカードの場合は、入会資格は18歳以上の方なら申込みは可能です。

上記カードのうち、セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードは、年1回の利用があれば年会費は無料となります。その他は年会費無料のクレジットカードです。

いずれにしても、こういったクレジットカードである程度の利用実績ときちっとした支払をする事で、良好なクレヒスを育てる事ができ、それが更なる信用に繋がります。そうすると、さらにワンランク上のクレジットカードへステップアップも可能となってきます。

もしも契約社員や派遣社員の方でクレジットカードの審査に落ちた場合

クレジットカードの審査に通らなかったという方もおられると思います。

勤続年数が短い場合

勤続年数が短い場合。特に契約社員や派遣社員の方の場合、勤続年数が1年未満だと厳しい部分があります。最低でも1年間は勤務した上で申込みをした方が良いでしょう。勤続年数が長いとより安定していると見られます。

信用情報が原因の場合

信用情報に支払の遅延や自己破産などの債務整理、強制解約等の情報が登録されている場合には、5年程度その記録が残ります。ですので、その間は審査に通らない可能性が高いです。

いわゆる信用ブラックな状態でいくら申込みをしても審査に通る事は難しく、また、ブラックを解除する方法も、信用情報から消えるのを待つしか方法が有りません。

信用情報が全く無い場合

今までクレジットカードやカードローン、キャッシング、携帯電話の端末の分割払いなどを一度も利用した事が無いという方は、おそらく信用情報は真っ白な状態だと思います。

審査では、このクレヒス(信用情報)が何も無い場合、信用する材料に乏しく審査に落ちてしまう場合があります。この場合、携帯電話の端末の分割払いなどでクレヒスを積み重ねてから申込みをすると、信用情報に関する評価は変わります。

属性は変えにくいので仕方が無い

審査に関する部分で、属性は簡単には変えられないので仕方が無い部分だと思います。急に雇用形態が変わる事は有りませんし、居住形態なども簡単に変えられる訳では有りません。もし属性が引っかかっている場合は、申込むクレジットカードのランクを少し下げる必要が有ります。

どうしても欲しい場合は家族カードやデビットカード

もし、契約社員の方や派遣社員の方がクレジットカードの審査に通らないけど、どうしても待てない、すぐに持ちたいという場合には、家族カードやデビットカードという方法があります。

家族カードは親などのクレジットカードに追加で発行してもらうものです。一方デビットカードはその都度口座から引落しされるカードです。但し、いずれも自分のクレジットヒストリーは積み重ねられません。

家族カードの場合は、本会員のクレジットヒストリーが貯まるだけですし、デビットカードはそもそもクレジットカードやローンのような信用を必要としていません。

何年か経っていざ自分のクレジットカードをと思っても、クレヒスも貯まって無いので、審査に通らない可能性や審査に通るカードが限られているという可能性も出てきます。また、ローンの審査にも信用の履歴が無いので信用してもらえないという事態も起こりえます。

信用情報に問題が無く申込みをするクレジットカードのランクを下げても審査に通らないという場合には、やはりしばらく申込みは諦めて待つという方法しか有りません。家族カードやデビットカードという方法もありますが、信用を高められる訳では無いので、やはり自分のクレジットカードを狙ってみたい所です。

まとめ

契約社員や派遣社員の方は正社員の方よりは評価は下がりますが、それ以外の部分での評価があればクレジットカードの審査に通る可能性は十分有ります。雇用形態も重要ではありますが、それ以外の勤続年数や居住形態、居住年数、信用情報などなど、その他の部分も重要な審査の要素です。

初めはパートやアルバイトの方でも申込みが可能なクレジットカードに申込みをして、利用実績ときちっとした支払を続け良いクレヒスを積み重ねていく事で、信用が高くなりワンランク上のクレジットカードにステップアップも可能です。

 -クレジットカード 審査

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