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クレジットカードの国内旅行保険を詳しく解説

     2017/04/12

クレジットカードの国内旅行保険を詳しく解説

クレジットカードには、国内旅行保険が付帯しているクレジットカードが有ります。海外旅行保険が付いているカードは多いですが、中には国内旅行保険の付いているものも有り、国内旅行が多いという方や移動が多いという方にはいざという時の入院費用や治療費用などが補償される安心の保険となっています。ここでは国内旅行保険について詳しく解説していきたいと思います。

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国内旅行保険とは

クレジットカードに付帯する国内旅行保険は正確には「国内旅行傷害保険」という保険になります。海外旅行傷害保険と同じ感じで、偶然の事故による怪我などに対応しています。まあ文字通りで国内での旅行などのが対象となるものです。

国内旅行保険の内容は、クレジットカード会社やクレジットカードの種類によって内容が異なります。同じカード会社発行のカードだからといって種類が違うと補償内容も異なる場合がありますので注意が必要です。

対象となる事故としては以下のようなものが有ります。

  • 飛行機や電車、船舶やバス、タクシーなどの公共交通乗用具に登場中の事故
  • ホテルなど宿泊施設に宿泊中の火災、破裂、爆発などの事故
  • 宿泊を伴う募集型企画旅行に参加中の事故

補償項目

国内旅行傷害保険の補償項目としては、先程紹介した対象となる事故で以下のようなものが有ります。国内旅行保険の場合は、主に怪我が原因で死亡又は後遺障害が生じた場合と、病院での入院や治療などの費用の2つが有ります。

傷害死亡・後遺障害

日本国内で対象の事故で怪我をし、一定日数以内に死亡した場合、又は後遺障害が生じた場合に補償されます。

入院費用

日本国内で対象事故で怪我をし、一定日数以内に入院を要する場合。

手術費用

上記入院保険金が支払われる場合において怪我の治療の為に、一定日数以内に手術を行った場合。

通院費用

日本国内で対象事故で怪我をし、一定日数以内に通院を要する場合。

保険の支払限度額はカード会社や種類によって異なります

保険金の支払限度額は、カード会社や種類によって異なりますが、大きく異なるのは傷害死亡・後遺障害の最高額が違うくらいで、入院費用、通院費用はそれほど大きく違う事は無いと思います。

自動付帯や利用付帯など国内旅行傷害保険の注意点

自動付帯や利用付帯など国内旅行傷害保険の注意点

国内旅行傷害保険の注意点を解説したいと思います。基本的な注意点として、必ずその保険の「補償規定」をしっかりと読んで確認する事が必要です。保険ですので細かく補償の規定があり、見落としていると保険の適用外である場合もあり、最悪の場合、自己費用という事になる可能性も有ります。

自動付帯と利用付帯について

国内旅行傷害保険には自動付帯と利用付帯と言うものが有ります。その違いは以下の通りです。

自動付帯 国内旅行の補償対象の費用をそのクレジットカードで支払っていなくても、会員であればいつでも国内旅行傷害保険が付いています。
利用付帯 国内旅行の補償対象の費用をそのクレジットカードで支払っている場合のみ、国内旅行傷害保険が付きます。

この様に、クレジットカードの種類によっては自動付帯のものと、利用付帯のものが有ります。自動付帯なら対象となる費用をそのクレジットカードで払わなくても勝手に付いてきます。しかし、利用付帯の場合だとそのクレジットカードを使って対象となる費用の支払をしなければ、その国内旅行では保険が付きません。

詳しくは各クレジットカード会社の保険の項目などに、そのクレジットカードを支払に利用している事が前提です。といった事がかかれていますのでしっかりとチェックして下さい。

表示されている額は最高限度額

国内旅行傷害保険の詳細を見ていると、保険金額が表示されていると思います。

傷害死亡・後遺障害 5,000万円
入院費用 5,000円/日
通院費用 3,000円/日
手術費用 最高20万円

例としてはこんな感じなのですが、これらはあくまでも最高の限度額であって、必ずこの額が受取れる訳では有りませんので注意が必要です。あくまでも目いっぱいの限度額です。

例えば手術が必要となった場合は、その手術の種類によって上限が決まっていますので、種類によっては5万円が上限という場合もありますので注意が必要です。

責任期間など期間が決まっている

国内旅行傷害保険も、責任期間などが決まっています。責任期間はクレジットカード会社やカードの種類によって異なりますが、30日であったり90日といった期間が設定されています。

また、それぞれの補償項目には、怪我をしてから何日以内、というように決まっていますので、そちらも注意が必要です。それらの期間を過ぎてからだと補償の対象とはなりません。

病気で死亡した場合は補償されない

クレジットカードに付帯する国内旅行傷害保険には、傷害による死亡や後遺障害による補償はありますが、病気が原因での死亡や後遺障害は対象となっていません。あくまでも偶然の事故などによる怪我が原因となる事が条件のようで、病気が原因の場合は対象外となります。持病があった場合とかそう言う絡みでしょうか。

傷害死亡や後遺障害しかない場合もある

クレジットカードによっては、国内旅行傷害保険は付帯しているものの、傷害死亡や後遺障害のみ対象というものが有り、入院費用や通院費用は対象外というクレジットカードも有りますので注意が必要です。

正直な所、亡くなってしまった場合は生命保険などもありますので、どちらかと言うと入院費用や通院費用が充実している方が有りがたいです。

クレジットカードを複数枚持っていた場合の保険

クレジットカードを複数枚持っていた場合の保険

クレジットカードを複数枚持っていて、それぞれ国内旅行傷害保険が付帯していた場合は、それらのクレジットカードの中から最も高い保険金額が限度となります。また、これは傷害死亡・後遺障害だけでなく、入院費用や通院費用なども全て同様に複数枚あってもその中の最も高い保険金額が限度となり、海外旅行傷害保険とは少し異なります。

ですので、何枚クレジットカードを持っていても、国内旅行傷害保険は基本的にそのクレジットカードの中で一番高いものが限度となります。例えばA社1,000万円、B社1,000万円、C社800万円だった場合、1,000万円が限度となり支払われます。

クレジットカード以外の保険との兼ね合い

保険会社の提供する保険との兼ね合いですが、こちらの場合はその他の保険金とクレジットカードの国内旅行傷害保険と共に合算されます。

まとめとポイント

クレジットカードの国内旅行傷害保険のポイントとしては、

  • クレジットカードに国内旅行傷害保険が付帯しているかどうか
  • 自動付帯か利用付帯か
  • 入院や通院も補償されるかどうか

という点が挙げられます。

特に、入院や通院費用が補償されないクレジットカードの付帯保険もありますので、申込前などにちゃんと付帯しているのかどうかを確認する必要が有ります。また、補償の範囲などもチェックしておく必要が有ります。

 -クレジットカードとは?

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