Suica定期券について購入にお勧めのクレジットカードやSuica定期券を搭載出来るクレジットカードについて
2017/04/13
Suicaは、JR東日本や東京モノレール、東京臨海高速鉄道などで導入されている共通乗車カード・電子マネーで、PASMO、manaca、ICOCA、Kitaca、PiTaPa、SUGOCAなどと相互利用が可能な交通系ICカードです。
Suica定期券はそのSuicaに定期券を搭載したカードで、定期券としても利用出来ますし、定期券区間外でもタッチ&ゴーで自動精算が可能となっています。また、Suica電子マネーも利用出来ます。
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Suica定期券について
Suica定期券はSuicaに定期券を搭載した便利な交通系ICカードです。通勤や通学に利用出来ます。JR東日本の路線だけでなく他の鉄道会社にまたがって使用できるSuica連絡定期券なども有ります。
Suicaのメリット
Suicaのメリットは、チャージ(入金)をしておけば改札機で自動精算が出来ます。切符をわざわざ券売機で購入する必要も無く、そのまま改札をタッチ&ゴー出来ます。
また、SuicaはKitaca、PASMO、TOICA、manaca、ICOCA、PiTaPa、SUGOCA、nimoca、はやかけん、icscaの各エリアにおける鉄道・バス等の利用が可能となっており、必要な金額をチャージさえしていれば非常に便利です。
Suicaには定期券も搭載できますし、電子マネーとして利用する事も可能です。(PiTaPaは電子マネー相互利用サービス対象外)
Suica定期券の購入
Suica定期券の購入は簡単で、Suicaエリア内にあるJR東日本の駅の指定席券売機、多機能券売機、みどりの窓口で購入する事が出来ます。尚、初回のSuica定期券購入の場合や、磁気定期券からの初回変更時には預かり金(デポジット)が500円必要となります。
このデポジットに関してはカード返却時に返金されます。利用している限りはこの預かり金を預けておく必要が有ります。
定期券区間と定期券区間外での利用にも便利
Suica定期券でSuica部分にチャージ(入金)されていれば、定期券区間から定期券区間外の利用でも便利でスムーズに利用出来ます。
定期券区間は定期券で支払いをしていますので問題有りませんが、定期券区間外で降りた場合は精算が必要となります。Suica定期券にチャージしてあれば、わざわざ精算手続きをしなくても、そのまま改札機で精算ができ、不足分はSuica部分から支払いされます。
もし、Suica部分に精算代金が足りなかった場合には改札機を通る事が出来ませんのでその場合は、のりこし精算機でSuica部分にチャージしてから改札機を通過する事になります。
定期券区間内から乗り、定期券区間外で降りる場合
定期券区間内から乗車し、定期券区間外で下車する場合、乗車の際はそのまま改札機を通過できます。そして、Suica残高があれば定期券区間外で降りる場合、改札機で自動的にのりこし分を精算出来ますのでそのまま通れます。もし、Suica残高が無ければ、のりこし精算機で不足分をチャージするか現金で支払ってから改札機を通過する必要が有ります。
定期券区間外から乗り、定期券区間内で降りる場合
この場合、Suica残高があれば乗車する事が出来ます。但し、Suica残高が初乗り運賃(IC運賃)に満たない場合は改札機を通過出来ませんので、まずはチャージが必要となります。また、初乗り分の残高があっても降りる駅までの料金が足りない場合には、降りる駅の改札機を通過出来ませんので、のりこし精算機でチャージ等してから改札機を通過する必要が有ります。
定期券継続の場合はそのまま書き換え
Suica定期券を継続購入する場合は、そのSuica定期券の印字情報をそのまま書き換えるリライト機能が採用されています。例えば定期券部分のみを払い戻した場合には、普通のMy Suicaになり、定期券機能は無くなりICカードとしてのSuicaとなります。
リライト機能が採用されているので、再び定期券を搭載する事も可能となっています。この辺は普通の定期券とは変わりませんが、Suicaに書き込んでいますので、My Suicaとしての機能は残ります。(My Suicaは記名式のSuicaカードです)
Suica連絡定期券
Suica連絡定期券は、JR線と私鉄や地下鉄(連絡会社線)にまたがる区間を1枚の定期券(Suica連絡定期券)にまとめられるものです。カード自体は変わりません。
Suica連絡定期券の連絡会社
伊豆箱根鉄道(大雄山線のみ)、江ノ島電鉄、小田急電鉄、関東鉄道、京王電鉄、京成電鉄、京浜急行電鉄、埼玉高速鉄道、埼玉新都市交通(ニューシャトル)、相模鉄道、首都圏新都市鉄道(つくばエクスプレス)、新京成電鉄、西武鉄道、多摩都市モノレール、千葉都市モノレール、東京急行電鉄、東京地下鉄、東京都交通局、東京モノレール、東京臨海高速鉄道(りんかい線)、東武鉄道、東葉高速鉄道、箱根登山鉄道、北総鉄道、ゆりかもめ、横浜高速鉄道(みなとみらい線)、横浜市交通局、横浜シーサイドライン、伊豆急行、富士急行、仙台市交通局
Suica連絡定期券の発売範囲
Suica連絡定期券は例えば、JR線と連絡会社の2社にまたがる場合や、JR線と連絡会社2社の計3社にまたがる場合、JR線と連絡会社線、そしてまたJR線にまたがる場合などが有ります。
2社にまたがる例
JR線-西部鉄道、JR線-都営大江戸線、JR線-東京メトロ線
3社にまたがる例
JR線-小田急電鉄線-東急電鉄線、JR線-つくばエクスプレス-関東鉄道
JR線+連絡会社+再びJR線の例
JR線-小田急線-JR線、JR線-東京メトロ線-JR線、JR線-東部鉄道-JR線
これらの、複数にまたがる線の場合でも発売範囲内であれば1枚のSuica連絡定期券でまとめる事が出来ます。
Suica定期券機能付きビューカードがお得で便利
Suica定期券は、指定席発売機や多機能券売機で現金又はクレジットカードで購入する事が可能ですが、JR東日本の子会社、株式会社ビューカードが発行するクレジットカードには定期券が搭載できるものが有りとても便利です。
裏面にSuica定期券の書き込みが可能で、SuicaとSuica定期券そしてクレジットカードを1枚に収まっています。尚、新たに定期券を購入する場合は多機能券売機での購入が必要で、みどりの窓口や指定席券売機等ではビューカードへの定期券情報の書き込みは出来ません。
主なSuica定期券搭載可能なビューカード
▲ ビューカードの一般的なクレジットカードのビュー・スイカカード(VIEW Suica)は、裏面に定期券を搭載可能なクレジットカードです。単純にSuicaとSuica定期券の利用目的ならこのカードがおすすめです。
▲ ルミネカードもビューカードの一つで、ルミネでお得なクレジットカードです。ビュー・スイカカード(VIEW Suica)よりかは年会費が発生しますが、ルミネをJR線やルミネを利用される方にはとてもお得です。
▲ ビューゴールドプラスカードは、ビューカードのワンランク上のゴールドカードで東京駅のラウンジや、空港ラウンジ、保険などが充実したカードです。
ビューサンクスポイントがお得に貯まる
ビュー・スイカカード(VIEW Suica)やルミネカードなど、Suica定期券機能付きビューカードでは、SuicaへのオートチャージやSuica定期券の購入で、ビューサンクスポイントが通常の3倍付与されます。貯まったビューサンクスポイントはさらにSuica(電子マネー)へチャージする事も可能です。
現金で購入の場合とSuica定期券機能付きビューカードでの購入の場合
例えば3万円の通勤定期券を購入した場合、現金で購入する場合はポイントなど一切付与されませんが、Suica定期券機能付きビューカードで購入すると180ポイントが付与されます。(通常は1,000円で2Pですが、定期券購入は3倍となり1,000円で6P)
ビューサンクスポイントは1P=2.5円相当で、Suica(電子マネー)へは400P(1,000円相当)から交換が可能となっています。
定期券区間外での利用で残高が不足していてもオートチャージで便利
もし、定期券区間外で降りた場合に残高が不足していた場合はそのまま改札機は通過出来ません。のりこし精算機でチャージ等してからでなければ改札機を通れません。
しかし、オートチャージに対応しているSuica定期券機能付きビューカードなら、あらかじめオートチャージの設定をしておけば不足が発生しても改札機でオートチャージして自動的に精算でき、わざわざのりこし精算機で精算する必要がなくスムーズに通過出来て便利です。
ビューカードの定期券機能の利用方法
ビュー・スイカカード(VIEW Suica)やルミネカードなど、Suica定期券機能付きビューカードが有れば、定期券を新たに購入したり、継続、既に利用中の定期券から定期券情報を移し替えたりする事が出来ます。
新たに定期券を購入する場合
新たにSuica定期券機能付きビューカードで定期券を購入する場合、JR東日本の駅の多機能券売機で定期券を購入する事が出来ます。
- 多機能券売機で定期券を選択し、新規を選択する
- 通勤定期券を選択し、乗車駅と降車駅、経路を入力し確認を選択
- 「お手持ちのSuicaを利用する」を選択し、Suica定期券機能付きビューカードを挿入
- 希望の有効期間及び使用開始日を選択し、その際Suica(電子マネー)へのチャージも可能です
(チャージしない場合はチャージしないを選択) - 支払い方法の選択でビューカードを選択
- 全ての手続きが完了するとビューカードに定期券情報が書き込まれます
定期券を継続購入する場合
定期券を継続購入する場合もJR東日本の多機能券売機で手続きが出来ます。
- 多機能券売機で定期券を選択し、継続を選択する
- Suicaへチャージ画面でSuicaへチャージするかしないかを選択
- 支払い方法の選択でビューカードを選択
- 全ての手続きが完了するとビューカードに新しい定期券情報が書き換えられます
定期券情報の移し替えの場合
定期券の情報をビューカードへ移し替える場合は、同じくJR東日本の多機能券売機で手続きが出来ます。尚、Suica定期券から移し替えた場合、Suicaのデポジット(預かり金)500円が戻ってきます。
- 多機能券売機で定期券を選択し、発行替えを選択する
- 「磁気定期券からSuica定期券へ発行替え」か、「SuicaからSuica付きビューカード、Suica付き学生証等への発行替え」のどちらかを選択
- 初めに現在使用中の定期券を定期券挿入口へ挿入
- 続いて新しいカードであるSuica定期券機能付きビューカードを挿入
- 全ての手続きが完了するとビューカードに定期券情報が移ります
Suica定期券機能付きビューカードで定期券購入時の注意点
Suica定期券機能付きビューカードで定期券を購入し、書き込みをする場合にはいくつかの注意点が有り、以下の場合は利用出来ません。
- Suica定期券機能付きビューカードの有効期限が切れている場合
- 利用区間、経由にSuica・PASMOの利用エリア外の路線が含まれる場合
- 割引証等の必要な定期券
- 3社にまたがる連絡定期券の場合
- JR線-連絡会社線-JR線-連絡会社線と乗り継ぐ連絡定期券の場合
まず、そもそもSuica定期券機能付きビューカードの有効期限が切れている場合は、定期券情報を書き込む事は出来ません。また、3社にまたがる連絡定期券の場合も、多機能券売機では直接購入出来ません。
但し、この場合、みどりの窓口や指定席券売機で従来の磁気定期券を購入の上、多機能券売機で定期券情報を移し替える事で、Suica定期券機能付きビューカードで利用する事が出来るようになります。
Suica定期券機能付きビューカードの定期券の区間変更
住んでいる場所が変わった場合や、他の営業所へ異動になった場合など定期券の区間変更が必要になった場合は、みどりの窓口で変更の手続きが出来ます。この場合、一旦運転免許証等の公的証明書を持参して払戻申込書に必要事項を記入の上、Suica定期券機能付きビューカードを提出します。
そして、定期券情報を払戻た上で、定期券情報を削除してもらいます。次に新しい区間の定期券を一旦磁気定期券で発行してもらい、多機能券売機でその磁気定期券とSuica定期券機能付きビューカードを挿入し、情報の移し替えを行う事で区間変更が可能となります。
Suica定期券機能付きビューカードの定期券の払い戻し
もし、Suica定期券機能付きビューカードに書き込んだ定期券の払い戻しを希望する場合は、みどりの窓口で定期券情報の払い戻しを行う事が出来ます。
この場合、みどりの窓口へ運転免許証等の公的証明書を持参し、払戻申込書に必要事項を記入して駅のみどりの窓口へ提出します。手続きが完了すると、定期券情報について払戻が行われ、裏面から定期券情報が削除されて返却されます。
返却されたSuica定期券機能付きビューカードは、ビューカードのクレジット機能及びSuica機能はそのまま利用出来ます。また、その後定期券が必要になった場合は、再度多機能券売機で定期券を購入し、裏面に書き込みをする事が出来ます。
モバイルSuica定期券
モバイルSuicaはJR東日本のおサイフケータイ対応の携帯端末においてSuicaの機能を搭載したアプリサービスで、対応携帯端末をSuicaとして利用する事が出来るものです。もちろんモバイルSuicaで定期券も搭載する事ができ、対応携帯端末を改札機でかざす事で利用出来ます。
モバイルSuicaについて
モバイルSuicaは、正確にはJR東日本の会員制サービスで、電車はもちろん新幹線もタッチ&ゴーで利用できますし、買物も端末をかざす事でする事が出来ます。定期券も購入出来ますし、様々なシーンで利用出来ます。また、携帯端末なので利用状況をリアルタイムで確認する事も出来ます。
ビューカードならモバイルSuicaの年会費が当面無料
ちなみに会員制なので、年会費が953円+税必要となります。ただ、ビュー・スイカカード(VIEW Suica)やルミネカード会員なら当面の間、モバイルSuicaの年会費が無料となっています。また、モバイルSuicaの場合、デポジットの500円も不要です。
モバイルSuicaで定期券の購入が出来る
モバイルSuicaはクレジットカードを登録して支払いに利用しています。もちろんビューカードを登録しておくのがお得ですしお勧めです。そして、定期券の購入も対応する携帯端末から購入する事が出来て便利です。
多機能券売機での操作が、スマホなどの携帯端末から行う事ができ、モバイルSuicaで利用出来ます。新規の場合も継続の場合も利用出来ますのでとても便利ですし、わざわざ多機能券売機などに並ぶ必要は有りません。
Suica定期券を現在利用している場合はモバイルSuicaに切り替えも可能
現在Suica定期券を利用している方でも、モバイルSuica定期券に切替える事が可能です。定期券を切替えるから、定期券の内容を入力して切替える事が出来ます。尚、改札口の中へ入った状態では切り替え操作は出来ません。
モバイルSuica定期券の便利なお知らせ機能
モバイルSuicaでは定期券の有効期限が切れる1週間前にメールにて通知をしてくれるサービスが有ります。これを携帯端末から操作して会員メニューから定期券有効期限切れ通知を希望するに設定すると、通知が有ります。
Suica定期券機能付きビューカードは、モバイルSuicaの定期券情報と相互移し替え出来ない
1つ注意点ですが、Suica定期券機能付きビューカードの場合、クレジットカードとSuica定期券などが一体となり便利ですが、Suica定期券機能付きビューカードに書き込んだ定期券情報をモバイルSuicaと相互に移し替える事は出来ません。
この場合、有効期限までSuica定期券機能付きビューカードに書き込んだ定期券を利用し終わってから、モバイルSuicaから新規に定期券を購入するか、Suica定期券機能付きビューカードに書き込んだ定期券をみどりの窓口で払戻してから新たにモバイルSuicaから定期券を購入する方法が有ります。
Suica定期券機能付きビューカードをモバイルSuicaに登録して利用する事は出来ます。定期券部分が相互に移し替えが出来ないだけです。
Suica定期券購入でおすすめのクレジットカード
Suica定期券の購入でおすすめのクレジットカードはやはりビュー・スイカカード(VIEW Suica)やルミネカードなど、SuicaオートチャージやSuica定期券の購入でポイント還元が1.5%あるクレジットカードです。
例えば、ビュー・スイカカード(VIEW Suica)でSuica定期券を1枚で済ませる方法や、年会費は無料で利用したい方なんかはビックカメラSuicaカード(定期券は搭載できない)でモバイルSuica定期券を購入し利用する方法が有ります。
とは言っても、既にクレジットカードを持っていて何枚も持つのは嫌という方もおられるでしょうし、JRだけの利用ならビューカードでも問題無いですが、他でも利用するという方もおられると思いますので、自分の利用環境に合っているクレジットカードでSuica定期券を購入すると良いでしょう。
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