格安SIMの申込方法や必要なもの、電話番号をそのまま引継ぐMNPなどについて
2018/03/20
大手キャリアで契約しているスマホやタブレットの料金を安くしたい場合、2台目のスマホやタブレットを安い料金で利用したい場合などには格安SIMという方法が有ります。
ここでは、そんな格安SIMの申込方法や必要書類などについて紹介したいと思います。格安SIMを利用すれば通信費を安く抑えたり、お得に2台目のスマホやタブレットを利用する事が可能です。
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格安SIMの申込方法
NTTドコモやau、ソフトバンクのような大手キャリアではなく、MVNO事業者が提供する格安SIMの申込方法は、各事業者によって様々です。
主な格安SIMの申込方法
格安SIMの主な申込方法は以下のようなものが有ります。
- インターネットからの申込
- 店頭での申込
インターネットからの申込
インターネットからの申込は最も簡単で便利な申込方法です。パソコンなどから端末を操作して、申込フォームに必要事項を入力し手続が出来ます。わざわざ店舗に順番待ちをして申込む必要も有りません。
また、色々と調べながら申込をする事が出来ますし、最近ではチャットなどによる申込のアドバイスやサポートなども提供されている場合が有ります。
店頭での申込
例えばイオンの格安SIMでは、全国のイオン店舗(全てでは有りません)にイオンモバイルの格安SIM店頭窓口が有ります。また、ビッグカメラなど大手家電量販店でも格安SIMのスペースが有る場合も有ります。
店頭の場合は、そこへ行かなければなりませんが、店員さんの話を聞きながら契約をする事が出来ます。ある程度どのMVNO事業者の格安SIMにするか絞っているなら店頭申込でも良いと思います。
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申込などの主な流れ
MVNO事業者などによって違いは有りますが、基本的には以下のような流れになります。
インターネット申込の場合の流れ
- SIMの選択、プランやオプションの選択をする
- 契約者情報を入力する
- 本人確認書類のアップロード又は添付(音声通話対応SIMの場合)
- 申込内容の確認
- 契約手続が完了するとSIMが発送
- SIMが届いたら端末に挿入し設定等
店頭申込の場合の流れ
- 店頭で申込書に必要事項を記入
- 本人確認書類の提出しコピー(音声通話対応SIMの場合)
- 契約手続が完了するとSIMを受取る又は後日郵送
大まかな流れはこのような形になっています。ポイントとしては、以下のような点があります。
- SIMのサイズの選択
- 音声通話対応SIMかデータ通信専用SIMかの選択
- データ容量などプランの選択
- SMS機能や通話関連オプションなどの選択
端末が無い場合は端末とセットや端末購入も可能
MVNO事業者によっては、端末と格安SIMをセットにして販売している場合もあります。又は端末の取扱がある場合も有ります。もし、SIMフリーのスマホやタブレットなどの端末を持っていない場合は、MVNO事業者が取扱っていれば一緒に購入出来る場合もあります。
ちなみに端末は一括購入又は分割購入が可能となっており、分割の場合は毎月のMVNOの利用料にプラスして支払う形になります。
通販でパッケージが販売されている場合も有ります
MVNO事業者によっては、amazonや家電量販店の通販などショッピングサイトで、SIMが販売されている場合が有ります。この場合、初期手数料が安く済ませる事が出来ます。
事業者によってSIMが入っている場合と、SIMは後日郵送でアクティベートするものなどがあります。通常は初期手数料として3,000円ほどかかりますが、このパッケージを購入して対象事業者に申込をして製造番号やアクティベートコードを入力して申込できます。
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格安SIMの申込で必要なもの
次に格安SIMを申込の際に必要なものについてです。
本人確認書類(音声通話対応SIM)
音声通話が出来るSIMに申込む場合には、必ず本人確認が必要となります。これは、携帯電話不正利用防止法に基づいた義務となっており、音声通話対応SIMの場合は必ず必要となります。
インターネット申込の場合は、画像をアップロード等する方法や添付する方法、店頭ではコピーを取られます。本人確認書類が無い場合や提出したくない場合は、契約は出来ません。この辺はドコモやauなど大手キャリアと同じです。
尚、データ通信専用SIMの場合やSMS機能を付けたデータ通信専用SIMの場合は、本人確認は義務となっていませんので基本的に不要です。
本人確認書類で一番確実なのは、運転免許証となります。又、現住所が本人確認書類と異なる場合は補助書類として、電気代などの直近の領収書などが必要となります。
主な本人確認書類 | 運転免許証、パスポート、被保険者証(健康保険証 等)、顔写真付き住民基本台帳カード、在留カード、外国人登録証明書、特別永住者証明書、身体障害者手帳 など |
---|---|
記載住所と異なる場合等 補助書類 |
公共料金領収書 など (発行から直近3ヶ月以内など条件あり) |
※ 本人確認書類等は、各MVNO事業者のWEBサイトで確認出来ます。
クレジットカード
多くのMVNO事業者の支払い方法はクレジットカード払いとなっています。数社は口座振替にも対応しています。他にも一部事業者は他のサービスも提供しており、追加でその会社の格安SIMに申込む場合は従来の支払い方法が利用出来る場合も有ります。
新規の場合はほとんどの場合、クレジットカード払いしか出来ないので、クレジットカードは必要となります。
MNP予約番号(番号ポータビリティの場合)
MNP予約番号は、他社から携帯電話番号をそのまま引継ぎ利用する場合に必要なものです。新たに契約する場合などは不要です。
もし、NTTドコモやau、ソフトバンク、他社MVNO事業者から契約を変える場合に、今使っている電話番号をそのまま新しい格安SIMの音声対応SIMで利用する場合にはMNP予約番号が必要となります。
MNPについて
MNPは、番号ポータビリティと呼ばれるもので、他社に乗換えても電話番号をそのまま引継いで利用するサービスの事で、番号持ち運びの制度です。そのままの番号で格安SIMを利用したい場合はこのMNPを利用する事になります。
MNPの大まかな流れ
MNPの流れとしては
- 事前に確認と準備を行う
- MNP予約番号を取得する
- MVNOに申込をする
- SIM到着後に開通手続を行う
という流れになります。
MNPの事前確認と準備
MNPの前に事前の確認と準備は大切です。これをしておかないとトラブルの原因ともなります。
利用を検討している端末やSIMのサイズの確認、契約の種類などを確認しておく必要が有ります。また、移動元となる現在の契約の状態の確認も必要です。契約の内容によっては解約金が発生しますし、転出の場合は手数料が必要となります。他にも契約に必要な書類などなど確認や準備は必要です。
MNP予約番号を取得
事前に現在の契約の解約方法や、解約料などの費用がかかるのか、変更先の契約やプラン、必要なものなどをしっかりと確認したら、MNP予約番号の取得となります。
MNP予約番号は、他社に乗り換えるときに転出元から発行してもらう予約番号で、これを次に使う事業者に伝える必要があるものです。番号は10桁あり、先頭2桁が事業者を示しています。また、予約番号の有効期限は発行日含め15日間です。
大手キャリアのMNP予約番号取得方法
電話又はオンラインでMNP予約番号を取得出来ます。WEBからは書き方がややこしかったりするので、電話で直接転出する旨を伝えてMNP番号を取得する方が早いかも知れません。
大手キャリアからMNP予約番号を取得する際には電話であれWEBであれ引き止めが有ります。電話の場合だと色々説明や特典などを提案されたりもしますが、転出を考えているなら丁重にお断りしてMNP予約番号を伝えてもらいましょう。
【NTTドコモ】
電話番号や方法 | 受付時間等 |
---|---|
151 (携帯) | 9:00~20:00 |
0120-800-000 (一般電話) | 9:00~20:00 |
My docomoから各種申込・手続 (WEB) | 9:00~21:00(システムメンテナンス時を除く) |
【au】(沖縄セルラー電話含む)
電話番号や方法 | 受付時間等 |
---|---|
0077-75470(一般電話・携帯) | 9:00~20:00 |
EZWeb トップからauお客様サポート、申込む/変更 | 9:00~21:00 |
【ソフトバンク】
電話番号や方法 | 受付時間等 |
---|---|
0800-100-5533(一般電話・携帯) | 9:00~20:00 |
My SoftBankから各種手続 | 9:00~21:00 |
MVNOに申込をする
MNP予約番号が取得できたら、出来るだけ速やかに申込を考えていたMNVO事業者に申込をする必要が有ります。MNP予約番号の有効期限は15日間ですが、各社有効期限を何日以上残っている状態で申込みが必要と決まっています。
これは事業者によって異なり、7日以上や10日以上など様々です。WEBサイトにも記載して有りますので事前にチェックが必要です。もし、有効期限が切れた場合は再発行が必要となります。
申込の際には、音声通話対応SIMでMNPの予約番号を入力して申込手続を行います。本人確認が終了後約2~4日程度でSIMが届きます。
SIM到着後に開通手続を行う
SIMが届いたら、開通手続を行います。開通手続は、各MVNO事業者によって電話であったり、WEBからの手続などが有ります。手続完了後約30分から2時間程度で回線の切り替えが行われます。
尚、開通までの時間は各MVNO事業者によって異なります。詳しくは各事業者のWEBサイトで確認出来ます。また、開通手続を行わなかった場合は、翌日や翌々日に自動的に切り替えが行われる場合が有ります。
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