JCBカードのショッピングスキップ払い 最長6ヶ月先まで支払いを延ばせる支払方法
2017/04/13
JCBカードの支払いで、ショッピング1回払いを後から指定の支払い月に変更出来るという支払い方法が2016年5月から始まりました。最長で支払いを6ヶ月先まで文字通りスキップし延ばせるというものです。
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JCBカードのスキップ払いについて
通常クレジットカードの支払いは、JCBに限らずショッピング1回払いで決済すると、次の支払いで支払う事になります。JCBの場合は、毎月15日が締め日で、翌月10日(土日・祝日の場合は翌営業日)が支払日となっています。
これを、支払い日の5営業日又は6営業日の前日(土日・祝日含む)19:55までに、スキップ払いでの支払い登録をMyJCB又は電話で登録すると、最長で6ヶ月先まで支払いを延ばす事が出来ます。
JCBでは元々スキップ払い以前に、後からリボ払いや分割払いに変更する事が可能でしたが、自分の支払いのタイミングで支払いたいと言う意見や、毎月ではなく一括で支払いたいと言う意見が多かったようで、このスキップ払いが登場しました。
スキップ払いはショッピング1回払いのみ登録・利用出来ます
スキップ払いが利用出来る支払い方法は、ショッピング1回払いのみです。その他の、2回払い、3回以上の分割払い、ボーナス一括払い、リボ払いの場合には登録・利用が出来ません。また、支払い名人に登録している場合もスキップ払いは利用出来ません。
スキップ払いの支払いでは手数料が発生します
クレジットカードは立替払いですので、支払いを延ばせば当然手数料が発生してきます。スキップ払いを登録(利用)すると、延ばした分だけ手数料がかかります。
利用金額 × 手数料率 × 繰延月数 = スキップ払いの支払額
例えばスキップ払いで2ヶ月先まで支払いを延ばした場合、2ヶ月後には利用金額と手数料を足した額を支払う事になります。
スキップ払いの手数料について
スキップ払いの手数料率については、JCBのスキップ払いのページに表示されています。実質年率7.92%~18.00%と表示されていれば、月利で0.66%~1.50%が手数料として発生する事になります。
JCBの現在の通常手数料は実質年率15.00%となっています。
利用金額にこの手数料利率を掛けて、後はどれだけ先延ばしするかで計算できます。但し、適用される利率はカードの種類等によって異なりますので、場合によっては異なる場合が有ります。
スキップ後の再延長は出来ない
スキップ払いは再延長が出来ません。一度スキップ払いを利用すると、その指定した月からさらに先に延ばす事は出来ません。例えば2ヶ月繰延したとして、2ヵ月後に家計が厳しいからさらに1ヶ月延ばしたいと思っても出来ません。
6ヶ月以内であっても、途中での再延長や6ヶ月以降の再延長などは一切出来ません。
ショッピングリボ・分割払い等への変更は出来ない
ショッピング1回払いをスキップ払いに登録・利用して支払いを繰延した場合、そこからショッピングリボ払いや、分割払いへの変更は出来ません。
1度スキップ払いにした場合には次に紹介する繰上げ返済か、従来通り繰延指定した月の1回払いしか出来ません。
繰り上げ返済は可能
スキップ払いを利用していても、途中でお金に余裕が出来た場合などは、途中で繰上げ返済も可能となっています。これは普通にJCBのまとめ払いで支払う事が可能です。
スキップ払いの利用は状況を見極めながら利用する必要が有ります
スキップ払いは、急な出費などがあった場合に選択肢の一つとなります。もしあらかじめ大きい買い物をするなど決めているのであれば、ボーナス一括払いで購入した方が手数料もかからずにお得です。
ボーナス一括払いは支払日は決まっていますが、スキップ払いのように支払いを夏又は冬のボーナス(8月10日又は1月10)まで先延ばしできます。やはり手数料無料と手数料が発生するのでは大きく違います。
また、スキップ払い以外にも後からリボ払いや分割払いに変更も可能です。スキップ払いを利用すると途中で変更が出来ません。結果支払い出来なかった場合には大きく信用を失う事になってしまいますので注意が必要です。
スキップ払いのメリット・デメリット
スキップ払いは支払いを繰延出来ますが、メリットやデメリットが有ります。注意して利用する必要が有ります。
スキップ払いのメリット
スキップ払いのメリットは、ショッピング1回払いで決済したけれども、ここの所家計がギリギリな場合や、冠婚葬祭など思わぬ出費が発生してしまい厳しい場合などの際に便利です。
最長で6ヶ月まで先延ばし出来ますので、それまでに支払いのお金を用意する事が出来たり、厳しい月を越えてから余裕のある時に支払いが出来ます。
スキップ払いのデメリット
スキップ払いのデメリットはリボ払い同様に手数料が発生するという点です。手数料はカードの種類などによって変わりますが、手数料はリボ払いと変わらないので注意が必要です。
尚、JCBには支払い名人と言う1回目の手数料が無料となるリボ払い(正確にはフレックス払い)もありますので、そうサービスを利用するのも一つの方法です。
まとめ
いずれにしても、スキップ払いは、急に出費があった場合などには便利は支払方法の一つだと思いますし、支払方法の選択肢が増えるのは会員にとっては良い事だと思います。
もちろんJCBでは他にも後からリボ払いや分割払いも有りますので、自分の家計の状況などに合わせて選択すると良いでしょう。注意点としては、スキップ払いにすると繰上げ返済以外に変更が出来ないので注意が必要です。
もしスキップ払いで先延ばししても途中で余裕があるのなら早めに繰上げ返済をする事で余計な出費を無くす事も可能です。なるべく支払う手数料を少なくする事を心掛けると良いでしょう。
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