クレジットカードのボーナス払いを解説。上手く利用すればとても便利
2017/04/12
クレジットカードの支払方法には、一括払いや分割払い、リボ払いなどが有りますが、この他にもボーナスの支給に合わせて支払が出来る「ボーナス払い」という支払方法があります。ボーナス払いはとても便利でお得な支払方法です。ここではボーナス払いについて詳しく解説していきたいと思います。
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クレジットカードのボーナス払いについて
クレジットカードのボーナス払いというものは、夏や冬のボーナス時に1回や2回の方法で支払う便利な方法です。従って、ボーナスの時期までは商品は購入できて支払はしなくていいのです。
ですので、高額な商品を一括では購入できないという場合などにも便利ですし、分割では手数料がかかってしまうので、ボーナス払いの方がお得に購入する事が出来ます。
ボーナス払いを利用するには、会計の時に「ボーナス払いで」と言うと、ボーナス払いになります。
ボーナス払いの回数
ボーナス払いには、ボーナス1回払いとボーナス2回払いがあります。但し、ボーナス1回払いしか出来ない場合もあり、クレジットカード会社やカードの種類によって異なります。
ボーナス2回払いは夏と冬の2回のボーナスに分けて支払う方法で、1回のボーナスで全額を支払うのはちょっと厳しいという場合などに便利です。この場合もボーナス時に支払が発生するだけで、それ以外の月には支払は発生しません。
ボーナス払いの手数料
ボーナス払いの1回払いは手数料は無料となっています。その間支払も無くでとてもお得です。高額な商品を購入する場合にはボーナス1回払いを活用するのがおすすめです。
ボーナス2回払いの場合はクレジットカード会社によって手数料が設定されています。2回払いの場合の手数料は3%程度となっています。
長くて7ヶ月程度支払の先延ばしが可能
ボーナス払いの利用時期やクレジットカード会社にもよりますが、ボーナス払いの利用で長くて7ヶ月程度の支払の先延ばしをする事が可能となります。
この様に、各クレジットカード会社のボーナス払いの利用時期を見ながら上手く利用すると、とても便利な支払方法となります。
ボーナス払いのメリット・デメリット
ボーナス払いにもメリットやデメリットが有ります。
ボーナス払いのメリット
ボーナス払いのメリットには以下のようなものが有ります。
- 支払を先延ばし出来る
- ボーナス1回なら手数料は不要
- ボーナスが無くても利用出来る
ボーナス払いの最大のメリットは、大きな買い物の場合にはその支払を、お金が多く入るボーナスの時に先延ばし出来るという点です。分割払いやリボ払いで購入すると手数料がかかってしまいますが、ボーナス1回払いなら手数料は不要で、その間ボーナス払いで買った商品の支払は有りません。夏・冬どちらかのボーナスで支払う事になります。
また、ボーナス払いは「ボーナス」という言葉が使われていますが、ボーナスが無い会社に働いている場合でも利用出来ます。パートやアルバイトの方、個人事業主、会社経営の方でも利用は可能となっています。ただ、当然ですがボーナスが無くて支払ができないのにボーナス払いを利用するのは間違っています。
ボーナス払いのデメリット
ボーナス払いのデメリットには以下のようなものが有ります。
- ボーナス払いの際に家計の負担となる場合がある
- 利用可能限度額が影響する場合がある
- ボーナス払いを利用出来ない場合もある
- ボーナス払いが利用出来るのは日本国内のみ
ボーナス払いは、支払を先送りにする訳ですから、高額な商品を購入した場合などボーナス払いの支払月には大きな支払が発生しますので、ボーナスが少なかった場合などに負担となる可能性があります。
また、クレジットカードには利用限度額があります。ボーナス払いで高額商品を購入した場合に利用限度額いっぱいで普段使えなくなる可能性もあります。
例えば、利用限度額が50万円だったとして、40万円の商品をボーナス払いで購入したとすると、残り10万円の利用可能限度額となります。場合によってはクレジットカードの限度額いっぱいとなって、ボーナス払いの支払を終えるまで普段使いで困る可能性があります。
他にも、ボーナス払いを利用出来るのは日本国内です。海外ではクレジットカードは通常一括払いかリボ払いしか有りません。ですので、海外での買い物でボーナス払いといっても通じません。
ボーナス払いを利用できない場合もある
また、デメリットの一つにお店などによってはボーナス払いを利用出来ない場合があります。ボーナス払いを利用できない場合はそれ以外の一括や分割などの支払方法で支払う事となります。
ボーナス払いを利用出来ない場合があるのは、お店側のデメリットも大きいと言う点があります。加盟店はカード会員からではなくカード会社から立替払いで商品の料金を受け取ります。
しかし、ボーナス払いを利用されるとすぐにカード会社から料金が支払われずに、ボーナス払いの時期に支払われます。結局の所加盟店が受取る商品代金も先延ばしされてしまうのです。
ですので、加盟店からするとボーナス払いをされると、場合によっては資金繰りに影響したりするのであまりして欲しくない支払方法となります。
ボーナス払いの時期や支払について
ボーナス払いには、利用出来る時期と支払月がクレジットカード会社によって決まっています。また、加盟店によっても取扱いの時期が異なる場合もあります。
三井住友カードのボーナス払い
利用時期 | 支払日 | |
---|---|---|
夏 | 12/16 ~ 6/15 | 8月の支払日 |
冬 | 7/16 ~ 11/15 | 翌年1月の支払日 |
三菱UFJニコスのボーナス払い
三菱UFJニコスのボーナス払いは、取扱いカードによって支払日が異なります。
MUFGカード・DCカード
利用時期 | 支払日 | |
---|---|---|
夏 | 12/16 ~ 6/15 | 8月10日 |
冬 | 7/16 ~ 11/15 | 翌年1月10日 |
NICOSカード
利用時期 | 支払日 | |
---|---|---|
夏 | 12/16 ~ 6/15 | 6月27日、7月27日、8月27日 |
冬 | 7/16 ~ 11/15 | 12月27日、翌年1月27日 |
JCBのボーナス払い
利用時期 | 支払日 | |
---|---|---|
夏 | 12/16 ~ 6/15 | 8月10日 |
冬 | 7/16 ~ 11/15 | 翌年1月10日 |
クレディセゾンのボーナス払い
セゾンカードの場合やUCカードの場合、アメリカンエキスプレス加盟店の場合などで違いが有ります。ボーナス2回払いの場合は、最初及びその次のボーナス時期が支払日となります。
セゾンカード
利用時期 | 支払日 | |
---|---|---|
夏 | 11/1 ~ 5/31 | 8月4日 |
冬 | 6/1 ~ 10/31 | 翌年1月4日 |
セゾンカード(アメリカン・エキスプレス加盟店)
利用時期 | 支払日 | |
---|---|---|
夏 | 12/16 ~ 6/30 7/1 ~ 7/15 |
8月4日 9月4日 |
冬 | 7/16 ~ 11/30 12/1 ~ 12/15 |
翌年1月4日 翌年2月4日 |
UCカード
利用時期 | 支払日 | |
---|---|---|
夏 | 12/11 ~ 6/15 | 8月5日 |
冬 | 7/11 ~ 11/15 | 翌年1月5日 |
イオンカードのボーナス払い
利用時期 | 支払日 | |
---|---|---|
夏 | 11/21 ~ 6/20 | 7月2日、8月2日、9月2日のいずれか |
冬 | 6/21 ~ 11/20 | 1月2日 |
また、イオンカードでボーナス2回払いの場合は以下の通りです
利用時期 | 支払日 | |
---|---|---|
2回払い | 1年中 | 1月2日、8月2日 |
楽天カード
利用時期 | 支払日 | |
---|---|---|
夏 | 2/1 ~ 6/末 | 6月27日、7月27日、8月27日 |
冬 | 9/1 ~ 11/末 | 12月27日、翌年1月27日 |
ボーナス払いの注意点
クレジットカードのボーナス払いの注意点としては、デメリットでも挙げた内容がほぼ当てはまります。ボーナス払いにすると、ボーナス時期に支払う事になり、ボーナスが思っていたよりも少なかった場合などには支払が困難になる場合があります。
もし、そのようなボーナスが予定よりも少なかった場合などで支払が難しい場合や負担となる場合は、カード会社によっては後から分割払いやリボ払いに変更出来る場合がありますので、負担を減らす対策が必要となります。
利用可能枠も注意したい所です。ボーナス払いの分は支払が終わるまで利用残高を圧迫します。まだ支払っていないので、当然ですが、利用可能枠はその分減ります。
他にも、ボーナス2回払いが出来る場合もありますが、ボーナス2回払いにすると手数料が発生してしまいますのでこの辺も注意し、ボーナス払いを上手く利用するのがポイントとなります。
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