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生活保護を受給している場合クレジットカードのは作れる?審査には通る?

     2017/04/12

生活保護を受給している場合クレジットカードのは作れる?

様々な事情から生活保護を受給されている方がおられます。そんな中でクレジットカードを持つ事が出来る?という疑問が出てくると思います。クレジットカードはポイントも貯まりますし、分割払いなど負担の無い支払などが出来たりして魅力的な部分もあります。

そんな中で、生活保護を受給されている方が、クレジットカードを持って良いのか、審査に通るのかなどについて解説したいと思います。

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生活保護の受給条件について

生活保護には受給条件が決まっています。

  • 土地や建物、預貯金や車などの資産が全く無い
  • ケガや病気で就労出来ない
  • 援助してくれる親族がいない
  • 上記を満たし厚生労働省が定める最低生活費を下回っている

この4つを満たしていると、生活保護を受給することが出来ます。(年金や児童手当などの収入があっても)

この様に、生活保護を受給するにはそれなりの条件があり、金銭的にはかなり厳しい状況にあります。

生活保護受給者はクレジットカードを作れる?

基本的にクレジットカード会社は安定継続した収入がある事を希望しています。ですので、収入が安定していない方は避けたいと考えています。また、当然ですが、支払能力が無い方は審査で通る事は有りません。

そもそもクレジットカードを持つ事は可能?

法律でそもそも生活保護受給者がクレジットカードを持ってはいけないとは書かれていません。自治体のケースワーカーによっては、必要であると判断された場合にはOKという場合もあるようです。後はケースワーカーや役所などの判断による所が大きいです。

OKの自治体だったとしても、過去にお金が原因して結果、現在生活保護を受給するような状況になったという場合などは難しいかも知れません。ただ、持つこと自体には何か問題があるという訳では無いようです。

職業の問題

クレジットカードの申込みには職業欄が有ります。生活保護といった項目は無く、記入の場合でも生活保護と書けば審査に通る事は有りません。無職と書いても同様で、支払能力が無いと判断されてしまいます。

無職と書いて審査に通るクレジットカードも有りますが、それは配偶者に収入があり、持ち家に住んでいたり、居住年数が長かったりと、支払能力を認められている為です。

支払の問題

そもそも、生活が厳しいから生活保護を受給している訳で、クレジットカードを持つとついつい必要以上に買い物をしてしまうケースが有ります。これは、生活保護を受給していない方でも同様です。

クレジットカードは現金をその場で支払う訳では有りません。そうなると感覚が麻痺してしまい、余計なものまで買ってしまうという事に。よほど意思のしっかりしている方なら大丈夫でしょうが・・・

もし、クレジットカードを利用し過ぎてしまえば支払に困る事になる場合もあります。支払が遅れればそれだけで信用を失います。もし、払えない状態が続いてしまうと悪循環の繰り返しとなってしまいます。

また、当然ですが支払を誰かに代わりにしてもらうなんて事も出来ません。生活保護を受給するには親族などの援助が無い事が受給の条件となっています。

虚偽の申込みがないように注意が必要

クレジットカードの申込みの際に、虚偽の記載をするのは気を付けた方が良いです。どうしても欲しいからと嘘の内容で申込むのは信用を大きく失う可能性が有ります。

例えば、年収を誤差の範囲以上に誤魔化す事や、職業を偽る事などなど、バレ無い場合もありますが、バレる事もあります。もし作れたとしても、嘘が発覚すればそこで強制解約となります。

また、審査の際に収入を証明する書類の提出を求められたり、勤務先への在籍確認を行われる場合も有ります。虚偽の申込みをしていると、証明できず結局審査に落ち、最悪の場合その会社でブラック扱いとなる可能性があります。

クレジットカードの利用について

生活保護を受給されている方が、仮にクレジットカードの審査に通ったとしてその利用に関してです。

分割払いやリボ払いは可能?

基本的に分割払いやリボ払いは利用可能となっています。必要なものがあった場合で、一回で購入出来ない場合は分割払いやリボ払いを利用する事は可能です。

但し、それが生活に本当に必要なものかどうかは別の問題があります。贅沢品や生活上で絶対に必要とはいえない物やサービスと判断されればアウトです。最悪の場合、生活保護を打ち切られるリスクが有ります。

ポイントは使える?

クレジットカードはある程度ポイントが貯まっていないと交換できないものや、中には1P=1円として利用出来るクレジットカードも有ります。この様に現金と同様にポイントを利用出来る場合ですが、基本的にケースワーカーや自治体窓口に確認が必要となります。

もちろんポイントを使う事や交換は可能ですが、それをどう判断されるかは分かりません。

クレジットカードのキャッシングは利用出来る?

そもそも、クレジットカードのキャッシング枠が付くかどうかは別として、多少なりキャッシング枠があった場合、キャッシングでお金を借りる事は可能です。

但し、これも用途によります。基本的に贅沢や生活上必要な最低限の利用である必要が有ります。また、借入は収入とみなされますので、生活保護の支給額はキャッシング分を差引かれてしまいます。結局の所、差引かれるのであまり意味は無く利息分が付きまとい損なだけです。

いずれにしても、厚生労働省は指針を示し、実施は各自治体の福祉事務所が行っています。細かな判断は各自治体が行いますし、自治体によって異なる場合があります。また、問題化すれば厚生労働省が各自治体に指導等する事になります。

そもそもクレジットカードが本当に必要か考える必要がある

生活保護を受給されている方で、そもそもクレジットカードが必要かどうかという点をしっかりと考える必要があります。クレジットカードを持つ事自体は、別に贅沢でもなんでも有りません。

しかし、クレジットカードは現金がその場で動きません。例えば3,000円のものが欲しい時に財布の中に2,000円しかなければ諦めるしか有りませんが、クレジットカードなら決済でき商品を受取る事が出来ます。

クレジットカードはとても便利なものですが、それが逆に危ない部分でもあります。余計な物まで買ってしまうかも知れません。後で支払うからまあいいかと気が緩む事もあります。

クレジットカードの利用はリスクが伴う

生活保護法では、第60条に「被保護者は、常に、能力に応じて勤労に励み、自ら、健康の保持及び増進に努め、収入、支出その他生計の状況を適切に把握するとともに支出の節約を図り、その他生活の維持及び向上に努めなければならない。」と定められています。

ついつい余計なものまで購入してしまうと

もし、前項で紹介したように、必要以上の物をついうっかり買ってしまうと、生活保護法違反で支給を停止されるリスクもあります。これを判断するのは私でも受給者でも他の第三者でもなく実施している各自治体です。ですので、絶対大丈夫というような事は無いので常にリスクがあるものと考えた方が良いでしょう。

分割やリボ払いも注意は必要

分割払いやリボ払いも、利用可能ではありますが、収入及び支出、その他生計の状況を適切に把握すると共に節約を図るようにと定められています。

例えばリボ払いにして、3ヶ月後の支払額は把握していますか?いくらですか?と聞かれると、おそらくだいたいコレくらいとしか答えられないと思います。それは適切に把握しているとは言いませんと言われればそれまでです。それで生活保護を打ち切られたとしてもどうする事も出来ません。

まとめ

この様に、生活保護を受給されている方がクレジットカードを作る事、審査に通ることが不可能という訳では有りませんし、違法というわけでも有りません。現に生活保護受給者の方でもクレジットカードを作れた方、審査に通った方はおられます。

クレジットカードを作り利用する事によって、生活が向上し生活保護も不要になってくるのならばOKな場合もあります。

しかし、クレジットカードの利用にはリスクが伴う事を理解しておく必要があり、自治体や厚生労働省の考え方次第では生活保護の打ち切りに繋がる可能性も有ります。

もし、生活保護を受給されている方で、クレジットカードを持ちたいという方は、自分がどのような理由で必要なのか、支払は出来るのかなど様々な検討をする必要がありますし、必ずケースワーカーや各自治体の実施機関又は福祉事務所への確認する事が大切です。

勝手な判断で行うと取り返しの付かない事になる可能性もありますので、十分注意するようにして下さい。

 -クレジットカード 審査

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