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クレジットカードが不正利用にあった場合の対処法 もし被害にあったらどうすればいい?盗難保険はある?

     2017/04/13

クレジットカードが不正利用にあった場合の対処法 もし被害にあったらどうすればいい?盗難保険はある?

クレジットカードを持っている限り、第三者の不正利用や不正使用といった被害に遭う可能性はゼロでは有りません。持っている限り不正利用のリスクは常に有ります。

そこでクレジットカードが不正利用された場合の対処法などについて紹介したいと思います。

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クレジットカードの不正利用について

クレジットカードの不正利用はいつ起こるか分かりません。請求書を見て知らない買物の請求が上がっていて発覚する事もあれば、カード会社から確認の電話が有って気がついたという事も有ります。

買ってもいないのにインターネットショッピングで支払いをしていたり、知らない会社の決済が上がっていたりと不正利用はどのような形で行われるかわかりません。

不正利用ですから基本的にカード会員本人がその商品を受取る事も無いでしょうし、サービスを受ける事も有りません。

この様にクレジットカードの不正利用はカード会員本人が知らないうちに、他の第三者が勝手に買物をしたりしています。もちろんクレジットカード会社も不正利用の対策はしています。

しかし、そういった対策も完全では有りませんし、普段から色々買物をしていたりするとどれが本当の買物なのか識別出来ない事も有ります。

クレジットカードの不正利用の原因について

クレジットカードの不正利用の原因について

そもそも、クレジットカードの不正利用される原因はいくつか有りますが、主な原因としては以下のようなものが有ります。

  • クレジットカードの紛失や盗難
  • フィッシングなどによる情報の漏洩
  • スキミングされた
  • 個人情報の流出

クレジットカードの紛失や盗難

クレジットカードの不正使用の原因の一つにクレジットカードを紛失した又は盗難にあって被害に遭ったという事が有ります。特に普段からクレジットカードを持ち歩いている方や、何枚もクレジットカードを持っている方は注意が必要です。

あからさまに財布を盗まれたとかなら気付くでしょうか、ついついポロっと落としてしまったりすると大変です。

私も手帳タイプのスマホカバーのカードさしについうっかり差し込んでいて、スマホ操作している間にそこから落ちて気付かずにその場を立ち去った事が有ります。幸いカバーのフタをする際に無い事に気付きすぐに戻って見つけましたがついついが怖いです。

もし気付かずに誰かに拾われてそのまま不正利用されていたらと考えると怖くなります。

フィッシングによる情報の漏洩

最近増えてきているのがフィッシング詐欺です。フィッシング詐欺はカード会社や金融機関、その他企業等からのメールを装い偽のサイトへ誘導しカード番号などクレジットカード情報を搾取する方法。

他にも、ウイルスによってカード会社や銀行などのサービスサイトにログインしようとした時に、正規のサイトと似たようなサイトが表示されここでカード番号などの情報を入力させて不正利用を搾取する方法などが有ります。

  • メールによる誘導
  • ウイルス等により不正画面を表示させる

メールによる誘導

フィッシング詐欺の一つに、メールによる誘導があります。これは様々な内容で送られてきます。カード会社を装ったり、金融機関を装ったり、その他どこかの企業を装ったりしています。

例えば不安を煽るような内容のメールを送り、今すぐコチラのページにアクセスし手続をして下さいといった内容で、アクセスしたWEBサイトにカード情報を入力させるような事も有ります。

他にも、何かの当選を知らせる内容やSNSやオークション、ゲーム、アプリなどなど様々な手口・内容でメールを送り不正サイトに誘導してそこでカード情報などを入力させ搾取する方法があります。

たいていの場合は気付くと思いますが、普段から当たり前のように利用しているカードや金融機関、その他企業のサービスなどからメールが来ればついつい対応しアクセスしてしまう可能性もあります。

ウイルス等により不正画面を表示させる

例えばウイルスに感染したPCなどの端末で、カード会社や金融機関のインターネットサービスサイトにログインした時に、偽のWEBサイトが表示され、カード番号や有効期限、セキュリティコードなどの情報を入力させたりする手口が有ります。

他にも、ポップアップ表示で現れたり、本当のサイトかどうか分からないくらい似ているサイトだったり、アドレスが似たようなアドレスだったりと分かりにくいものも有ります。

いずれにしても、正規のサイトなどを装って不正な画面を表示させたり、正規ではないサイトでクレジットカード情報を入力させるような手口があります。

スキミングされた

スキミングは、クレジットカードの磁気ストライプカードの情報をスキマーと呼ばれる読み取り装置でデータを盗み同じカードを複製する方法です。こちらも手口は巧妙で、銀行ATMの挿入口に前述のスキマーを設置して盗み取る手口などもあります。

最近ではICチップ搭載のカードが多くなってきています。ICチップ搭載のクレジットカードはIC対応端末との間で認証を行います。高度な暗号化技術によって守られていますので、被害に遭いにくいです。順次カードの更新でICチップ搭載のクレジットカードに変更されてきています。

しかし、まだ磁気ストライプのカードも有りますので被害の可能性はあります。

番号を控えられる方法

例えばお店でクレジットカードを利用時に、店員が機械の調子がおかしいといってカードを持ってその場を離れ、その間カード番号、有効期限、セキュリティコードを控えたりされる可能性も有ります。

他にも店員の居るガソリンスタンドでカード払いをする際に、店員がカードを持って端末まで行って戻ってくるまでにカード番号や有効期限などの情報を控えられるといった可能性もあります。

もちろんこれらの行為は信用に関わる問題ですし、まず日本ではこのような行為は無いと思いますが100%無いとは言い切れません。

個人情報の流出

脆弱性をついた不正アクセスによって、企業で保管されている顧客情報データベースなどから情報が流出し、その情報の中にクレジットカード情報が含まれてしまっている場合が有ります。すぐに不正利用されるかは分かりませんが、カード情報が売買され不正利用される可能性も有ります。

また、クレジットカード情報は流出しなくても、大手ネットショッピングサイトやオンラインサービス等で会員IDやパスワードが漏洩してしまい、そのサイトにクレジットカード情報を登録していて不正利用されたり悪用される可能性も有ります。

不正利用の被害にあわない為の対策・自衛策など

不正利用の被害にあわない為の対策・自衛策など

クレジットカードの不正利用の被害にあわない為の対策はなかなか難しい部分でもあります。少しでも不正利用の被害にあわないように出来ることは行っておく必要が有ります。

クレジットカードの管理をしっかりとする

まずクレジットカードをしっかりと管理する事が大切となります。自分は大丈夫といった気持ちや、ついついうっかりといった気持ちが失敗に繋がる事も有ります。

クレジットカードの管理

クレジットカードを常に財布に入れている場合にはいつもクレジットカードが入っている事を忘れないように注意が必要です。

また、クレジットカードを複数枚所有している場合には普段からは全て持ち歩かないで、よく使うメインカードだけや、ちょっとした利用に使うカードだけを持ち歩くなど盗難・紛失のリスクを減らす必要が有ります。

また、家でも注意が必要です。例えば子供が勝手に親のクレジットカードを使ってゲームの課金に利用していたなんて事も有ります。これは管理不十分で補償されない可能性が高いです。

使っていないカードは解約

何枚もクレジットカードを持っている方は、不要なクレジットカードは解約するのもリスクを減らす一つの方法です。また、バラバラに使っているものを何枚かに集約する方がポイントなども分散せずに貯める事が出来るのでそういうのも検討すると良いでしょう。

支払いの際には注意

支払いの際にクレジットカードから目を話さないように注意する事も必要です。また、カードを渡してその場とは異なる場所で決済する場合は注意が必要です。場合によってはクレジットカード以外の支払い方法の方が良い場合も有ります。

カード情報は他の人に伝えない

とにかくカード番号や有効期限、セキュリティコードなどクレジットカード情報は他の人に伝えてはいけません。知っている人であっても、当然知らない人にでもです。

カードを紛失・盗難に遭った場合

カードの紛失や盗難にあった場合は速やかにカード会社へ連絡をしてカードの停止をします。そして、あわせて警察へ紛失又は盗難の届出を行います。この両方をしないと不正利用の被害に遭った際に返金などの補償を受けられなくなる可能性が高くなります。

怪しいメールは無視する

あからさまに怪しい身に覚えの無いメールは無視するようにしましょう。不特定多数に送っているので気にする必要は有りません。また、自分の関係するカード会社や銀行などの場合には、文面をまずはチェックするようにしましょう。

外国人が作った文章なら日本語の文法などがおかしかったりします。また、心配な場合は正規のサイトなどからメールで問い合わせしたり電話で確認をするのも方法です。当該メールを送っていないと言われた場合にはそのメールはフィッシングの可能性があります。

怪しいサイトは利用しない

不用意に怪しいサイトは利用しない事も重要です。マルウェアはOSなどの脆弱性をついて感染させるものもあれば、インターネットでWEBサイトに埋め込まれたマルウェアをダウンロードし感染させるタイプや閲覧して感染するものも有ります。

利用環境を安全に整える

例えばOSなどはアップデートが行われます。こういった更新は脆弱性の改善などのアップデートが行われる場合もありますので、PCを最新の状態を保つ事が大切です。

また、セキュリティソフトの導入をしたり、ファイヤーウォールを有効にし、不正アクセスやウイルス感染などから守る必要があり、不正な通信は防ぐ必要が有ります。

パスワードの使いまわしや安易なパスワードは避ける

パスワードの使いまわしや、安易なパスワードにしていると、ショッピングサイトなどでIDとパスワードが流出した際に、他に利用しているサイトで不正ログインされる可能性があります。

もし、不正ログインされたサイトにクレジットカード情報が登録されていたら不正利用の被害に遭う可能性があります。パスワードは利用する通販サイトやサービスサイトなど別の違うものにしたり、予想出来そうな安易なパスワードは避けるべきです。

クレジットカードの明細はしっかり毎回チェック

クレジットカードの利用明細をチェックする事はとても重要です。これをチェックしていないと気付かないでそのまま請求通り支払いをしてしまう可能性があります。

最近ではWEB明細なども増えてきていますし、パソコンはもちろんスマホでもサービスサイトやアプリなどからチェックする事が出来るようになっていますので、こういったものも活用しながら普段からのチェックも必要となります。

特にWEB明細を利用するとカード会社によっては年会費割引やポイントが付与されたりする場合が有ります。逆に書面の場合は発行手数料を取られる場合もあります。

利用の通知サービス

クレジットカード会社によっては、クレジットカードの支払い利用があるたびに登録したメールなどに通知してくれるサービスがありますので、こういったサービスは積極的に活用したい所です。

クレジットカードの利用通知で不正利用に備える

これらの不正利用の対策をしていても被害に遭う可能性がありますので、こういった対策はもちろんやはり最後のクレジットカードの明細をしっかりチェックする必要が有ります。

不正利用ではない場合も有ります

不正利用ではない場合も有ります

身に覚えの無い請求が上がっていた。利用していない日付で利用がある。先月は使っていないのに請求があった。などなど不正利用では?と思うものも実は不正利用ではなく自分が利用した正規の請求の場合もあります。

遅れて請求が上がった場合

お店側の売上処理方法や処理をした日によっては利用日が異なる場合があります。また、事務手続きの都合上、請求が1ヶ月ずれて請求される場合もあります。

とは言え、オンラインシステムも広く普及してきていますので、日付のズレなどは解消されてきています。それでもずれて請求が上がる可能性はあります。例えば公共料金のクレジットカード払いでは、各事業者や行政機関などでは検針や事務手続き上ずれて請求が上がる場合があると注意書きが有ります。

決済代行業者が決済している場合

クレジットカードの決済を決済代行業者が行っている場合が有ります。これは、クレジットカード取引でカード会社と加盟店契約を取次ぎや包括加盟などをして店舗の代わりにクレジットカード決済を行う会社です。

カード会社と直接契約が困難なショップやサービスサイト等が利用している場合が有ります。知らない会社の利用が明細に上がっていた。こんなお店で買物はしていない。などなどインターネットショッピングやネットコンテンツなどでは良く有ります。

決済代行業者の一例
GMOペイメントゲートウェイ
GMOイプシロン
ソフトバンク・ペイメント・サービス
ベリトランス
ウェルネット
PayPal
ゼウス
ネットプロテクションズ

この他にも沢山の決済代行事業者があり、もちろん海外の決済代行事業者を利用している場合もあります。決済代行業者を利用している場合には、サイトの支払い等のページにどの決済代行事業者を利用しているのか書かれていると思います。

利用した店舗と違う名称だった

例えば店舗名称と実際の法人の名称が違う場合があります。店舗名はAというお店でもそのお店を経営しているのがBという名称ならBという名称での利用が記載される場合があります。

利用金額がおかしい

例えば海外で利用した場合、日本円への換算日や換算レートは実際の利用日などのレートとは異なります。こういった為替レートの関係上利用金額が思っていた金額と異なる場合もあります。

また、日本では加盟店が決済手数料を取る事は認められていませんが、海外では認められている国も有ります。例えばオーストラリアなどはカード決済の手数料を利用者に請求してもOKとなっています。

あからさまに金額がおかしい場合は注意が必要ですが・・・可能性の一つとして有ります。

利用したのに忘れている

毎月色々な支払いをクレジットカードで行っているとついつい購入していたのを忘れていて不正利用だと思い込んでいるという場合も意外と多いようです。

ネットショッピングなどで形に残るものから、様々なサービスの提供を受けたりネットコンテンツであったり形に残らない場合もあります。クレジットカードの利用した場合はレシートの保管や記録などをしておいた方が良いかも知れません。

これらの不正利用では無い場合の可能性ですので、不正利用を疑っても冷静に一つ一つの可能性を確認する必要が有ります。それでも疑わしい場合や、分からない場合にはカード会社に連絡をして相談や確認をすると良いでしょう。

クレジットカードの不正利用があった場合の対処について

クレジットカードの不正利用があった場合の対処について

クレジットカードの不正利用があった場合の対処法についてです。クレジットカードの多くには盗難保険は不正利用被害の補償などが有ります。冷静に対応する事が大切です。また、不正利用では無い場合も有りますので注意が必要です。

クレジットカード会社から不正利用の可能性の連絡があった場合

クレジットカード会社では24時間365日カード取引のモニタリングを行っています。そこで、普段の利用状況とは異なる取引や、連続して同じ取引が行われた、現金化に利用されるパターンなど様々な取引パターンなどから判別を行っています。

これらを検知すると、取引を一旦停止してカード会員に確認が行われます。そこでカード会員から確認が取れない場合はカードの利用停止と新しいカード番号で再発行が行われます。

また、必ずしもその場では無く後日連絡がある場合もあります。このような買物や支払いに利用しましたか?と確認され、無ければカードの利用停止と新いカード番号での再発行が行われます。こういった場合は、不正利用分の請求はされる事は有りません。

カード会社から再発行されるクレジットカードが届くのを待つだけとなります。

利用明細に知らない利用が上がっていた場合

利用明細を確認した時に知らない明細が上がっていた場合は冷静に対応が必要で、まずは本当に自分が利用していないかチェックが必要です。そしてどのクレジットカードのどの請求分が不正利用か明細などを用意してカード会社の窓口へ連絡します。

カード会社へは不正使用の疑いを相談・連絡します。どの利用分が不正利用であるのか詳細を伝えます。そして請求しないように依頼をします。カード会社によっては所定の書面の提出を求められます。また、カードの利用停止もしなくてはなりません。

また、ネットショップなどの場合は、問い合わせをして自分のアカウントで決済して自分の住所に送ったかの確認をするのも方法です。例えば違う名前の違う住所へ送られている場合や、登録アカウントとカードが異なる場合など判明する事も有ります。こうなると、不正利用が疑わしい証明になる可能性も有ります。

後はカード会社が調査をして不正利用と判断されれば請求に上げないようにしてくれます。既に請求があり、カード会社へ支払っていた場合には不正利用の保障制度などがあり一般的に60日前にさかのぼって不正使用を補償してもらえます。(過失が無く不正利用と判断された場合)

警察への届出は?

警察への届出はタイミングによります。まだカード会社が引落ししていない時点の場合は、被害者はカード会員では無くカード会社という事になります。引落し前で請求に上がっていた場合は、カード会社の窓口へまず連絡をします。

そして、カード会社へ警察への対応をどうすれば良いか聞くと良いでしょう。おそらくカード会社の調査もありますので、何とも言えません。もし、カード会社が不正利用ではないと判断した場合で、自分に利用の覚えが無い場合は警察へ届出ると良いでしょう。

過失がある場合には補償されません

このページの後でも詳しく書きますが、カード会員の過失によって発生した不正利用については補償されません。例えば管理がずさんだったや、第三者がカード情報を取得しやすい状況にあった、パスワードの使いまわし、家族の誰かが利用していたなどなど。

様々な過失によっては不正利用の被害に遭っても補償はされません。また、届出が遅かった場合には保障の対象期間以外の不正利用分は補償されません。一般的に60日となっています。

クレジットカード会社が不正利用の対応をしてくれない場合

不正利用に対するカード会社の対応はまちまちです。きちっと対応してくれるカード会社もあれば対応の悪いカード会社もあります。すぐに不正利用の確認をして取り消しをしてくれる場合もあれば、なかなか不正利用と認めてくれず、請求取消しに応じてくれなかったり、返金対応してくれなかったりといった場合も有ります。

そういった場合には、利用明細などと共に、カード会社名や連絡先、対応した部署・担当者氏名などをしっかりと控え、これまでの顛末をまとめて国民生活センターの全国の消費生活センター等の相談員へ相談を行います。

また、カード会社から不正請求と訴えている部分も引落しされた場合には、同じく消費者生活センターへの相談と警察へ不正利用の被害を届出する形になります。

ただ、消費者生活センターからカード会社へ聞き取りや要請があったとしても、カード会社が対応するかどうかは分かりません。この辺もカード会社によります。

カード会員に明らかな過失がある場合には、どういう形であれ補償はしてもらえないので注意が必要です。過失についての意見の相違がある場合などは、消費者生活センターへの相談が良いと思います。

カードが再発行された場合の注意点

まず、クレジットカードが再発行されるまでには時間がかかります。通常1~2週間程度はかかりますのでその間は利用出来ませんので注意が必要です。

また、毎月支払いに利用しているクレジットカードが再発行となった場合には、それぞれの支払いのクレジットカードの変更を行う必要が有ります。例えば公共料金の支払いや、携帯電話、ネット代、会員サービスなどなどです。

再発行されると、今までとは異なるカード番号となりますので、各支払いのクレジットカードの変更手続を行う必要が有ります。これは数が多いと面倒ですが、変更しないと支払いが出来ないので仕方が有りません。

クレジットカード会社の紛失・盗難保険や保障について

クレジットカード会社では、紛失や盗難で不正利用被害に遭った場合には保障される保険や制度が用意されています。

紛失・盗難の保険や保障は届出から60日前まで

クレジットカード会社では、一般的には紛失・盗難の際の保障制度として、不正利用された場合には届出から60日前にさかのぼってそれ以降に発生した損害について各社の規定に基づいて補償されます。(一部61日前までさかのぼり補償)

これは各社の対応にもよりますが、不正利用と認められた部分に関しては基本的には全額カード会社がその損害を負担してくれます。過失が認められる場合には補償されません。

この紛失・盗難の保険や補償は、クレジットカードを紛失した場合や、カードを盗まれた場合、フィッシングやスキミング被害、個人情報漏洩などが対象となります。

細かな規定などはクレジットカード会社の規約等に記載されています。

不正利用に気付くのが遅れた場合は補償されません

不正利用に何ヶ月も後になって気付きカード会社に届けても、不正利用が認められて補償されるのは届けた日から60日前までさかのぼった時点からです。それ以前に不正利用に遭っていた場合には補償はされません。

従って日ごろからの利用明細のチェックが重要となってきます。

保険や保障の規定は各社によって異なる

紛失・盗難保険や不正利用の保障などは、クレジットカード会社各社が定める規定に基づいて対応されます。これらの対応はクレジットカード会社によって異なりますので、自分のクレジットカードの会社はどういう対応なのかしっかり確認が必要です。

基本的には各社のWEBサイトに規定などは確認出来るようになっています。

不正利用において紛失・盗難保険で補償されない場合(補償対象外)

不正利用において紛失・盗難保険で補償されない場合(補償対象外)

クレジットカードの紛失や盗難、その他フィッシングやスキミングなど不正利用の被害についてはその損害を規定に基づいて補償してもらう事は可能です。しかし、過失がある場合には対象外となり補償されない場合も有ります。

クレジットカード裏面にサインをしていない場合

クレジットカードの裏面には署名欄が設けてあります。クレジットカードが届いたらそこへ自分のサインを書き込む必要が有ります。もしこの署名が無かった場合には、不正利用などの被害の際の補償の対象外となります。

これは、クレジットカードが届いたら必ずサインする必要が有ります。そのように定められています。

暗証番号を使用された場合

クレジットカードの暗証番号は、そのカード会員以外が知り得ない情報と認識されています。従って本人が支払いの際に暗証番号を利用したと判断される可能性が有ります。

また、カード会社からカードの暗証番号の変更を指摘されていた場合に変更しなかった場合なども過失と判断される可能性が有ります。

管理不十分の場合

クレジットカードやカードの入った財布を他の人の目のつく場所に置いていたり、放置していた場合、お酒によってしまったなど注意義務を果たせない状況などで簡単に盗難にあう状況においた場合などは過失となる場合が有ります。

家族や親族が勝手に利用した場合

例えば自分の子供が、勝手にカードを使ってゲーム課金をしたりした場合、配偶者が勝手にネットショッピングで利用した場合などは管理不十分としてカード会員の過失と判断され補償されません。

一時子供が勝手に利用した事が問題になっていました。この場合はクレジットカード会社は親は支払いの義務があり請求されます。後は子供が利用した会社との話し合いとなったりします。

重大な過失

過失の中でも重大な過失は、例えば他の人にクレジットカードを渡した場合、暗証番号を他の人に知らせた場合、暗証番号を財布の中に一緒に入れていたりカードに書き込んでいた場合などは重大な過失と判断され補償は受けられません。最悪の場合は故意に行ったと判断される可能性も有ります。

基本的によほどの注意義務の怠りが無ければ補償はされますが、これもカード会社によって判断はまちまちですし、全員が同じ状況とは限らず、個々によって状況が異なるのでどう判断されるかは分かりません。
過失と判断されない為にも日ごろからの管理や注意が必要となってきます。

クレジットカードが不正利用にあった場合の対処法のまとめ

とにかく重要なのは、早く対応するという事と普段からの注意や管理が重要となってきます。また、被害に遭わない為の対策も講じておく必要が有ります。自分は大丈夫と思わずに誰でも被害に遭う可能性があるとの認識が必要です。

ですので普段から利用明細はしっかり確認するようにしましょう。また、カード利用の通知サービスなども活用して自分でも利用を把握するようにするのもポイントです。

万が一不正利用が分かった場合や被害が発生した場合には、落ち着いてどのような不正利用があったか確認をし、速やかにカード会社に連絡をし相談をし、必要に応じてカードの利用停止をし、再発行等の手続をします。

再発行手続を行うと、しばらくそのカードは利用出来ません。複数枚クレジットカードを持っている方なら良いかもしれませんが、そのカード1枚しかないという場合は限度額低めでサブカードを持っていると困らないと思います。

 -クレジットカードとは?, クレジットカードのセキュリティ

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