クレジットカードとは? 初めての方の基礎知識
2017/04/13
学生さんや新社会人の方などクレジットカードを初めて持つという方は良く分からない部分もあると思います。ここではクレジットカードの基礎知識について色々と紹介したいと思います。
クレジットカードについて
クレジットカードは、簡単に言うと買物の際に現金を持っていなくてもカードで決済をして商品やサービスを受ける事が出来るとても便利なものです。代金はクレジットカード会社が立替払いをし、毎月支払日にカード会社からの請求に対して支払いをします。
今では広く普及し、実店舗だけでなくインターネットショッピングなどでも多く利用されています。
クレジットカードの歴史
クレジットカードの始まりは、1950年に設立されたダイナーズクラブと言われています。しかし、それ以前からクレジットカードに似たようなものは多く存在していたようで、名前こそクレジットカードと言う名称では有りませんが、そういった仕組みはあったようです。
クレジットカードの仕組み
クレジットカードは以下の3者で成り立っています。
- クレジットカード会社
- カード会員
- 加盟店
カード会員はクレジットカード会社の審査を受け会員契約を結びます。また、クレジットカード会社は支払いにカードが利用出来るようにお店と加盟店契約を行います。そして、その加盟店にカード会員がクレジットカードでの決済で売買契約をしています。
クレジットカード会社は審査を行いカード会員にクレジットカードを発行しています。また、同様に加盟店審査も行われます。そして、カード会員が加盟店でクレジットカードを利用すると、加盟店は商品を渡し、カード会社へデータを送り代金を受取ります。
クレジットカード会社はカード会員に請求日にまとめて請求し支払日に代金を回収します。この間クレジットカード会社は立替払いをしています。これは審査を行い一定の信用に基づいたものです。そして、カード会員はカード会社の請求通りに支払日に代金の支払いを行います。
クレジットカードの国際ブランドについて
クレジットカードには国際ブランドと呼ばれるものがあります。VISAであったりMasterCard、JCB、アメリカン・エキスプレスなどがいわゆる国際ブランドと呼ばれているものです。
国際ブランドはそのなの通り世界で決済のプラットフォームを提供しています。
基本的にクレジットカードは何れかの国際ブランドで発行されています。そして、加盟店も決済可能な国際ブランドが決まっています。多くの場合は複数の国際ブランドに対応しています。
クレジットカードは、自分の利用するクレジットカードの国際ブランドに対応している加盟店でしか支払いに利用出来ません。JCBブランドのクレジットカードを持っていて、加盟店がVISAとMasterCardしか取扱っていないと支払いに利用出来ません。
クレジットカードが持てる年齢
最近ではインターネットやスマホなどの普及により、様々なコンテンツをクレジットカードで支払えるようになってきています。また、クレジットカード等でしかし払えない場合もたまに有ります。
とは言えクレジットカードは誰でも持つ事が出来るものでは有りません。年齢などもある程度決まっています。
ショッピング枠とキャッシング枠
クレジットカードは一般的にショッピングに利用出来るショッピング枠というものが付いています。この枠というのは、いくらまでショッピングで利用出来るか金額を定めたもので、審査によって決まります。
利用実績及びきちっとした支払いをしていると利用可能枠が増えたりする場合も有ります。
一方キャッシング枠は、クレジットカードでお金を借りるというもので、いわゆる借金です。カードローン同様に貸金業法に基づいた借入を行う事になります。
キャッシング枠については、付いていない場合も有りますし、付けないようにする事も可能です。キャッシング枠は希望しない方が審査に通る可能性が高くなります。(希望する場合と比較して)
クレジットカードの機能やサービスなど
クレジットカードには、単に決済だけという訳ではなく、家族カードやETCカードなどの追加カードや、様々な機能やサービスなどが付帯している場合がほとんどです。
クレジットカードのポイントについて
クレジットカードではポイントというものが毎月の利用金額に応じて貯まる仕組みになっています。クレジットカードの大きな特徴の一つでも有ります。ポイントを貯めると何らかの還元があります。
賞品と交換したり、他社ポイントと交換したりも出来たり、そのままポイントをお店で使えたり、現金でキャッシュバックしたり、クレジットカードの支払いに充当できたりとクレジットカード会社によってポイントプログラムは様々です。
現金で支払いをしているよりもクレジットカードで支払いをしてポイントを獲得している方がお得な場合も有ります。
追加カードについて
クレジットカードは審査を受けたカード会員本人しか使えないものと、カード会員の信用を元に家族が使える家族カードを追加できたり、高速道路のゲートで停止して支払いをする事無く決済出来るETCカードなどが追加出来る場合も有ります。
クレジットカードの保険
クレジットカードには保険が付帯している場合があります。主に旅行傷害保険とショッピング保険があります。万が一の際に治療費用や損害等について補償してもらえるというものです。
ゴールドカードなどクレジットカードのクラスが高いとそれなりの補償が有ります。年会費無料のクレジットカード等では保険自体が付帯していない場合も有ります。
このうち海外旅行傷害保険は、主に海外旅行の際に怪我をし治療をした場合の補償や、怪我が元で後遺障害が残った場合の補償、第三者のものを壊した場合の賠償責任などの補償があります。
また、国内旅行傷害保険は国内旅行において怪我をした場合の治療費用や後遺障害の補償、入院・通院費用の補償などが有ります。入院や通院、手術の費用補償があるのは主に上級カードになります。
ショッピング保険は、クレジットカードでショッピングしたものが、偶然の事故によって壊れたり盗難に遭った場合などに補償される保険です。海外でのクレジットカードでの買物が多い方、普段でもショッピングが多い方はいざという時に助かります。
クレジットカードの支払いなどについて
クレジットカードの支払い方法は色々な種類があります。一般的に一括払いや分割払いなどが有ります。
一括払いはその名の通り、商品等の代金を一回の請求で全て支払うという支払い方法です。手数料などはかかりません。
・クレジットカードの一括払いについてメリットやデメリットなど
分割払いは、商品代金をカード会社へ何回かに分けて支払っていく支払い方法で、回数によって手数料が発生します。2回払いまでは基本的に手数料は発生しません。
リボ払いは欧米では一般的なリボ払いですが計画的に利用しないと後々手数料で困る事にもなります。お金が出来た時にはなるべく早めに途中でも支払いをする方が良いでしょう。
フレックス払いというのは、リボ払いのような感じなのですが、最初の1回目の支払いは手数料が発生しません。従って、フレックス払いにしていて、1回で支払いが完了した場合は通常の1回払いと変わりません。
三井住友カードではマイ・ペイすリボ、JCBなら支払い名人といった名称でサービスが提供されています。
これらに登録し利用すると年会費の割引など独自の特典が付く場合があります。
次にボーナス払いという支払い方法があります。ボーナス1回払いや、ボーナス2回払いなどがあり、ボーナス時期にまとめて支払う方法となります。特に高額な商品を購入する場合などにボーナス払いは便利です。
クレジットカードの締め日や支払日について
カード会員は自分が会員となっている(持っている)クレジットカード会社の定める支払日に請求のあった代金を支払う事になります。請求は基本的に毎月あり、毎月締め日が決まっておりその間の利用代金を支払日に支払う事になります。支払いは一般的には口座振替が多いです。
尚、支払日に支払いが出来ない場合は信用を大きく落とす事になります。何ヶ月も支払いが遅れる場合や何回も支払い遅延をしていると、今後様々なローンを組んだり分割で購入などが出来なくなる可能性があります。
クレジットカードの処分方法
有効期限が切れたクレジットカードや、解約したクレジットカード、その他不要となったクレジットカードの処分は利用者側が処分する場合が多いです。
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