高齢者でもクレジットカードの審査に通る?60代以上の場合は審査に通りにくい?
2017/09/29
60代や70代の方でもライフスタイルによってはクレジットカードが必要であったり持っておきたいという方はおられると思います。旅行なんかでもオンラインから申込み出来ますし、クレジットカードがあると便利です。
高齢者といってもまだバリバリ働いているという方もおられますし、年金受給で生活をしているという方もおられます。
高齢者って何歳から?
と、その前に何歳からが高齢者なんだという話も有ります。明確な定義についてはバラバラで、国によっても異なりますが、国連では60歳以上が高齢者だそうです。ただ、国連の世界保健機関では65歳以上と定義されています。日本の医療関連の法律では、65歳から74歳が前期高齢者、75歳以上が後期高齢者と規定されています。
クレジットカード分野では高齢者とは何歳?
クレジットカード関連でいうと、別に高齢者が何歳と明確に規定されている訳では有りません。ですので、70歳までとかそういう風に明確に入会資格が規定されているクレジットカードはそれほど多く無いはずです。まあ60歳からと考えておいても良いかも知れません。
60歳以上のクレジットカード保有率は?
60代の方のクレジットカードの保有率は、JCBの調査によると男女共に90%を越えています。今までに作っていたクレジットカードを更新して持っているという感じでしょうか。
また、平均保有枚数は男女共に4枚近く有ります。こうして見ると、60代の方はクレジットカードをほとんどの方が持っているという事になります。
クレジットカードは何歳まで?
高齢者といっても何歳までクレジットカードは作れるの?と気になる所でしょうが、特に明確に何歳までという条件は無いようです。ただ、80歳になって新規申込みをして審査に通るかというと微妙な所です。
高齢者の場合クレジットカードの審査は厳しい?
確かにクレジットカードに限らず、カードローンやキャッシングなども、高齢者になるほど審査は少しずつ厳しくなってきます。これは60歳を超えると雇用形態が変わったり、段々収入が安定しなくなったりする人が多くなるのも原因の一つとして有ります。
選択肢は少なくなります
高齢者になると審査が厳しくなりますが、全く審査に通らなくなるかというと、そう言うわけでは有りません。入会資格を満たし、審査基準をクリアしてクレジットカード会社が支払能力があると判断すれば高齢者の方でもクレジットカードを持つ事は可能です。
ただ、やはり正規雇用として働いている年代の方と比較するとクレジットカードの選択肢は少なくなってきます。
年金受給の方でも申込み可能なクレジットカードはある
例えば年金受給されている方でも、申込み可能なクレジットカードはそれなりにあります。クレジットカード会社では、年金も収入という風に認められている場合が多いです。また、申込画面の職業欄で年金受給の方という項目が有る場合は、審査に通る可能性も有ります。
例えばイオンカードなどでは職業欄に年金受給の方が選択できるようになっています。
こういったクレジットカードなら十分審査には通る可能性は有ります。もちろん年会費無料で負担も無く持つ事が出来ます。
クレヒスがある方が有利
既にクレジットカードを持っていて利用実績があり、支払もきちっとしていると良いクレヒスが積み重ねられています。その方がクレジットカードの審査には有利となります。より信用してもらえます。
逆に初めてクレジットカードを持つと言う方もおられるとは思いますが、全くクレヒスが無いいわゆるスーパーホワイトの方の場合、審査では不利になる場合があります。
▼クレジットヒストリー(クレヒス)についてはこちらの記事で解説しています。
高齢者の方のクレジットカードの審査のポイント
高齢者の方のクレジットカードの審査のポイントは、普通の審査と変わりは有りません。クレジットカードに申込みをする人の属性や信用情報などがポイントとなってきます。
安定継続した収入
やはり安定した収入があると審査では有利です。年金も一応安定した収入となるようです。後はパートやアルバイトなどをされていたり、嘱託等で退職後も働いておられる方は、雇用形態は変われど、入会出来るクレジットカードは有ります。
但し年金収入のみで、生活がギリギリという風に考えられる場合には、支払能力が無いと判断されて審査に通らない可能性も有ります。
居住形態や年数、家族構成など
持ち家か賃貸かでも変わってきます。クレジットカードの審査では持ち家の方が有利では有ります。また、居住年数も長い方がより安定していると判断されます。
信用情報
既にクレジットカードを持っている方や、カードローン・キャッシングを利用されている方は、信用情報も注意が必要です。支払の遅延などの情報が登録されていると審査に通る可能性が低くなります。
また、ある程度良いクレヒスがあると審査では有利となります。但し、既にクレジットカードを多く持っている方の場合は、審査に通らない可能性があります。
最終的には総合的な判断
後は、こういった属性情報や信用情報などから総合的に判断されます。やはりある程度収入があり、持ち家でローンなどの借入が無い方が審査では有利となります。
収入が少なく、賃貸で居住年数も短い、ローンが有るといった場合には支払能力が無いと判断される可能性が高くなります。また、キャッシング枠の希望はしないで申込むとより審査に通る可能性が高まります。わざわざハードルを上げる必要は無いと思います。
高齢者の方、年金受給者の方でも申込み可能なクレジットカードを選ぶ
基本的にはやはり流通系クレジットカードなど、パートやアルバイトの方でも申込み可能なクレジットカードが良いでしょう。ステータス性の高いクレジットカードはよほど安定した収入がありクレジットカードの利用実績が無いと難しいでしょう。
これらのクレジットカードは、一例ですがどれも年金受給の方でも申込みが出来るように職業欄に年金受給の選択が可能となっています。
まとめ
高齢者の方、年金受給の方でもクレジットカードの審査に通る可能性は十分に有ります。但し、現役で働いていた頃と比べるとやはりクレジットカードの選択肢は少なくなってしまう傾向があります。
年金受給の場合でも審査に通る可能性があるか判断するポイントとしては、申込みの職業欄に年金受給という項目があるかどうかが一つの目安になると思います。
働いているうちに作っておくのがポイント
60代や70代の方でもクレジットカードは作ろうと思えば作れる訳ですが、出来れば現役で働いているうちにある程度自分のお気に入りの一枚を作っておくのもポイントです。
とは言え、60代の方のクレジットカード保有率は高いようですので、既に持っておられるという方も多いと思います。もし、60代などになってから欲しいクレジットカードがあった場合は、今持っているクレジットカードのクレヒスと積み重ねていると審査に通りやすくなるでしょう。
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