水商売はクレジットカードの審査に通りにくい?審査に落ちない為のポイントなどはある?
2017/04/12
水商売をされている方でもクレジットカードは必要だと思います。しかし、職業が水商売だとクレジットカードの審査には通りにくいという風によく言われています。
では、水商売をしているとクレジットカードの審査に落ちてしまうのかというと、そういう訳では有りません。確かに一般の会社員の方と比較すると、ややハードルが高い場合もあります。しかし、水商売をされていても審査に通るクレジットカードは普通に有ります。
今回は水商売をされている方のクレジットカードの審査やそのポイントなどについて解説したいと思います。
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水商売だとなぜクレジットカードの審査は厳しいの?
水商売とは、ホストやホステス、キャバ嬢や風俗嬢などが一般的に水商売という職業に該当します。主に夜の飲食業や風俗業などに従事している場合が該当します。
水商売は基本的に「水」という文字が示す通り、景気など様々な要因に影響を受け、収入が安定していないと見られています。クレジットカードでいう属性は低いと言えます。
クレジットカード会社は安定を求めている
クレジットカード会社は、基本的に安定した収入が継続的にある方が会員になって欲しいと考えていますので、収入が安定していないと審査ではいくら稼いでいても信用は高く有りません。
それが継続的にあると保証されている場合には話は別ですが、水商売の場合は先が読めないから水商売なので、やはり会社員とは異なり安定していないと見られてしまいます。
また、住んでいる家も水商売の人はお店が用意した賃貸物件だったりする場合が多いので、基本的には安定していないと見られがちです。
クレジットカード会社が一番困るのは、クレジットカードを利用してその利用代金を支払わずに逃げられる事です。いわゆる貸倒というのは損失になりますので、やはり収入にしても住居にしても、より安定している事を求められます。
水商売の方のクレジットカードの審査ポイント
水商売の方のクレジットカードの審査は、基本的に普通に会社員の方と変わりは有りません。属性や信用情報などの基準をクリアすればクレジットカードが発行されます。
水商売の方の属性について
属性とは、その人の性格や特徴を表すもので、クレジットカードの場合は、年収・勤務先・勤続年数・居住形態・居住年数・固定電話の有無等の様々な要素が、スコアリングで評価されます。
年収は重要?
基本的に一般的な会社員のような年収があれば問題は有りません。クレジットカードの中にはパートやアルバイトの方でも審査に通るクレジットカードが有りますので、普通に毎月一定の収入が有れば問題は無いでしょう。
勤務先は店名よりも会社名の方が良い
勤務先を記載する場合には、自分の勤務しているお店の名前よりも、運営している法人名を記載する方が良いでしょう。やはり審査では株式会社等の法人の方が信用は高いです。
アリバイ会社の利用の利用はリスクあり
アリバイ会社は偽装会社ともいい、様々な事情で審査に通らない人が勤務先を偽装する際に利用される会社です。クレジットカードでは信用が重視されますので、虚偽は発覚するとその人の信用を大きく低下させます。
万が一バレた場合には、カードは強制停止・強制解約され、そのクレジットカード会社では今後クレジットカードを作れなく成る可能性が非常に高くなってしまいます。
勤続年数は長い方が有利
勤続年数はやはり長い方が安定していると見られます。勤続年数が1年未満だとまだ年収もはっきりしませんし、収入を証明する書類すら用意出来ませんので、審査では不利になります。もし、勤続年数が1年未満の場合は1年経つまでは待った方が良いかも知れません。
居住形態や居住年数
クレジットカードの審査において有利なのが、持ち家です。親と同居という場合には評価は上がります。これは、万が一の際も連絡が付く可能性が高いからです。ただ、最近では賃貸マンションやアパートという場合も多いので、そこまで気にする必要は無いでしょう。
また、居住年数に関しても長い方がより安定していると判断されます。
固定電話の有無
基本的に固定電話が有れば審査では評価されますが、最近は電話が広く普及しており、固定電話なしという場合も多いので、それほど気にしなくて良いでしょう。
信用情報について
信用情報とは、クレジットカードやカードローン、キャッシング等各種ローン、携帯電話の端末の分割払いなどの申込み・契約・支払状況が分かる情報で、それぞれの契約の際に信用情報機関への登録に必ず同意しています。
クレジットカードは信用が重要ですので、例えばカードローンやキャッシングを利用していて支払が遅れた事が有る場合などでは審査でかなり不利となります。
支払の遅延は登録されている
既にクレジットカードを持っている場合、カードローンやキャッシングでお金を借りているという方で、支払が遅れた場合には、遅延情報が信用情報機関に登録され、加盟するクレジットカード会社や信販会社、消費者金融等がその情報を知ることが出来るようになっています。
1度や2度の遅れは問題にならない場合もありますが、何度も支払の遅れを繰り返している場合や、61日以上又は3ヶ月以上の延滞がある場合などには審査に落ちる可能性がとても高いです。
携帯電話の端末の分割払いも注意
スマホなど携帯電話の端末を購入する際に一括ではなく分割払いにしている場合にも、信用情報機関に登録されます。毎月の支払には通話料と端末分割の料金が一緒になって請求されますので、この支払を遅れると信用情報機関に遅延が登録されてしまいます。以外と知らない部分だと思いますので注意が必要です。
過去に債務整理をしている場合
過去に任意整理や個人再生、自己破産等の債務整理をした方で5年以上経過していない場合にはクレジットカードの審査に通る事はまず無いです。他にも強制解約の情報が登録されている場合も同様です。
この様に債務整理をした事実も登録され最長5年、信用情報機関に保有され続けます。この間はいわゆる信用ブラックの状態ですので、信用が著しく低下しています。
信用情報わ悪い情報だけではない
この様に信用情報は悪い情報というイメージを感じるかも知れませんがそうでは有りません。事実が登録されるだけで、利用実績ときちっとした支払をしていればそのように登録されています。
この様に、利用実績ときちっとした支払の情報があれば信用はそれだけで高かく評価され、審査では有利となります。
最終的には総合的な判断
クレジットカードの審査の場合、会社員であっても水商売であっても最終的には総合的に判断されます。それは、先程解説した属性であったり信用情報などの要素から判断されます。支払能力もあると判断されれば審査に通ります。
水商売の方がクレジットカードの申込や審査で注意したい点
水商売の方がクレジットカードに申込みをし審査の際に注意したい点をいくつか紹介したいと思います。
嘘の内容で申込むのはNG
申込みの際に、年収を大きく偽ったり、勤続年数をわざと長くしたり、住所や連絡先を偽るのはNGです。うまくバレ無い場合もあるかも知れませんが、基本的に虚偽の内容の申込みは危険です。
クレジットカードの審査では在籍確認の電話が有る場合も有りますし、収入を証明する書類の提出を求められたり、独自の情報を持っている場合も有ります。
もし、嘘がばれた場合には審査には絶対に通りませんし、契約出来ても途中でバレたら強制解約させられます。そして、その会社内では今後クレジットカードが作れなくなる可能性が高くなります。
キャッシング枠は無い方が良い
クレジットカードではお金を借りるキャッシング枠も希望する事が出来ます。しかし、審査に通りたいのであればキャッシング枠は希望し無い方が良いでしょう。
やはり水商売の方は収入が安定していないので、キャッシング枠を普通に希望すると審査に落ちてしまう可能性が出てきます。また、クレジットカードのキャッシングは消費者金融の金利と大して変わりないです。
借入が多い場合は審査に通らない可能性が高い
水商売をされている方で、銀行又は貸金業者からお金を借りているという方は、借入額によっては審査に通らない可能性が高いです。これは収入が安定していないのに加え、借入額によってはクレジットカードの利用代金の支払能力が無いと判断されやすいです。
信用情報にネガティブな情報がある場合はしばらく申込みを待つ
もし、別にクレジットカードを持っている場合や、キャッシングなどでお金を借りたことがある場合で、過去に支払の遅延が有った場合や延滞、債務整理などがある場合には、最長で5年間信用情報機関に残っています。
この状態で申込んでも審査に通る可能性は低いです。その場合は、ネガティブな信用情報が消えるまで待ってから申込んだ方が良いでしょう。
水商売の場合どんなクレジットカードがおすすめ?
よく消費者金融アコムのクレジットカード「ACマスターカード」が水商売の方へのおすすめクレジットカードで紹介されていますが、別に他のクレジットカードでも審査に通る可能性は有ります。
ACマスターカードも良いですが、ポイントプログラムは無いのでいくら利用してもポイントは貯まりませんのでデメリットもそれなりにあります。
但し、どのクレジットカードでも可能性があるという訳では有りません。例えば三井住友VISAカードやJCBカード、アメリカン・エキスプレスカードなどは安定継続した収入がある事が求められます。
ですので、クレジットカードの利用実績や収入が安定しており、同じお店での勤続年数がある程度あり、居住年数もそれなりに無いと審査に通るのは難しいでしょう。
水商売の方におすすめなクレジットカードとしては、年会費が無料のパートやアルバイト、学生の方でも申込み可能で広く会員を募っているクレジットカード会社のカードに申込むのがポイントとなってきます。
これらのカードは比較的審査に通る可能性が有ります。また、さらに上のカードを目指している場合はこういったクレジットカードで利用実績ときちっとした支払をしてクレヒスと積み重ねる事でより信用を高める事ができ、次のクレジットカードの申込みで有利になります。
水商売の方がどうしても審査に落ちる場合
クレジットカードの審査は人それぞれ状況が異なりますので、同じ水商売をしている同僚は審査に通って自分は審査に通らないという可能性も十分有り得ます。
短期間の内に申込みを何件もするのはNG
基本的に審査結果を待たずに次々とクレジットカードに申込むのはNGです。クレジットカードの申込みをした事実は信用情報機関に登録されます。短期間の内に何件もの申込みをしていると、よほどお金に困っていて、利用するだけ利用して支払わない可能性があると判断されます。
申込みをしたと言う事実は約6ヶ月間信用情報機関に残りますので、何度も申込みをするいわゆる多重申込みにならないように注意が必要です。
家族カードという選択肢
水商売の方で、クレジットカードの審査に落ちた、何度も落ちてしまうという方で、どうしてもクレジットカードを持ちたいという方は、家族カードという方法もあります。
家族カードは親などのクレジットカードに追加で発行してもらうもので、本会員(親)とほぼ同じ機能が有るクレジットカードです。但し、請求などは全て本会員へ行きますし、ポイントも本会員に貯まります。
また、クレジットカードの利用と支払の実績であるクレヒスは全て本会員の実績として積み重ねられ、家族会員はクレヒスは積み重ねられません。これはいつまで経っても信用が付かない事を意味しています。
もちろん単に決済だけ出来れば良いという場合には家族カードでも十分ですが、デメリットもそれなりにある事を理解する必要が有ります。
まとめ
この様に、水商売の方であってもクレジットカードの審査に通る可能性は十分に有ります。ポイントとしては、なるべく収入が安定している事、勤続年数が少なくとも1年以上ある事が望ましいです。
また、他のクレジットカードやカードローンの利用状況にも十分注意が必要で、信用情報にネガティブな情報があると審査では結構不利です。
まずは、パートやアルバイトの方でも申込みが可能なクレジットカードの申込みをしてみると良いでしょう。利用実績ときちっとした支払をしていればクレヒスも積み重ねられ、次のクレジットカードに繋がる可能性が高くなります。
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